女子

後輩に学ぶ

総合政策学部3年  泉川 茉莉

コロナウイルス感染拡大が止まらず、予断を許さない日々が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

総合政策学部2年の泉川茉莉です。

時間が経つのはあっという間で、私がバレー部に入部してから満1年が経とうとしています。たった1年前までアラブ首長国連邦でバレーとは全く接点のない生活を送っていたと考えると、とても不思議な気持ちになります。同時に、たった1年の間にバレーから得た学びの数々に感慨深くなる思いです。

さて、本題に入る前に少々個人的なお話をさせていただきます。私は高校生のオンライン家庭教師のアルバイトをしていますが、その中で最近はっとしたことがありました。それは「教える立場になると、自分の未熟さが見えにくくなる」ということです。アルバイトと言えども、「先生」という立場になる訳ですから当然と言えば当然かもしれません。自分のよく知っていることを伝えているので、自分のできないことは目に入らなくなります。そして、教える立場にあると、多少なりとも驕りが生まれ、自分の「まだまだ学ばなければいけない」という意識も薄れると感じます。そんな中、自分の担当する生徒さんが沢山質問をしてくれたり、熱心に吸収しようとしたりする姿を見ると、「私も現状に満足せずに吸収し続けなければいけないな」と思わされるのです。

このアルバイトの気づきはバレーにもつながるものがあります。入部から1年が経ち、まったくの初心者ではなくなった自分。また、後輩ができ、自分の分かることは教える・伝えるという立場になった自分。このような立場の変化がある中、最近、後輩から学ぶこと、気づかされることが多いなと感じています。後輩を見ていると、たとえ自分が仕事面などで「教える」立場であろうとも、家庭教師のアルバイトで感じるように「彼女たちのようにもっと貪欲にならなければ」と思わされます。

1年生でいち早く入部した石田の安定感はチームに不可欠な存在になっています。石田の安定感がどこから生まれているのかを考えると様々あるのですが、やはり彼女が練習中・試合中に通る声で発するエネルギッシュな言葉は大きいなと思います。もちろん彼女の安定した技術力も「安定感」を生んでいることは間違いありません。しかし、それ以上に、経験を問わず、同期全員を細かく見て、的確な指摘やアドバイスをする姿が周りに安心感を与えていると思います。

初心者で入部をした岡田には日々驚かされます。昨年入ったばかりの私はこんな風にできていたかなと思うくらい、体力的につらい場面でもつらい顔を全くと言っていいほど見せません。周りにいつもポジティブなエネルギーを与え、ふとしたときに彼女のほうを見ると、岡田スマイルに励まされます。また、サーブ練習など積極的に先輩方に聞きにいく姿は見習わなければと思わされます。

野崎は「見せない強さ」がある一人だと思います。自分ができなかったこと、まだできないことを決して無いものにせず、しっかりと自覚しつつ練習に取り組んでいると感じます。対人連続30本など体力的につらい時も、いやな顔せずにがむしゃらに取り組む姿に感化されます。また、練習で失敗をしても決して自信を失ったような顔を見せることがなく、「どうすれば上手くできるか」「次は何を意識するか」ポジティブ思考で考えているように見えます。考えて、意識して続けていればきっとうまくなるという強い信念を持っている野崎の姿に私自身とても勇気づけられます。

いつも騒がしい1年生の中でも割合落ち着いている宮﨑の練習に対する寡黙さ、貪欲さには刺激を受けます。最近ではスパイクやサーブで著しい成長を見せ、紅白戦での連続得点に貢献するなど、周囲が目を見張る伸び率を見せています。練習中に彼女が好プレーをする度に「今どんなことを意識していた?」と尋ねると、いつも明確な答えが返ってきて、しっかりと考えをもって練習に臨んでいることが分かります。穏やかなイメージとは裏腹に、宮﨑からはじわじわと迫ってくるような闘志を感じ、「私ももっとできるぞ」と奮い立たされるのです。

1年生きってのユニークキャラ、宮里は不思議な発言で笑いを呼び、さらに甘え上手な顔もある半面、とても自立していると感じます。以前ブログで本人も投稿していたように、Chance, Challenge, Changeという3つのCで自分のプレーや練習に関して淡々と考えている姿はとても頼もしく、勉強になるなと感じます。宮里のあからさまに見せない心の強さはまさに「能ある鷹は爪を隠す」を思わせるものだと思います。

学年が上がれば上がるほど、後輩に伝えることも増えるのが部活という組織だと思います。ですが、教える立場になったとしても、年齢関係なく、自分にないもの、自分が忘れかけていたものを学ぶ姿勢は失ってはいけないなと感じます。私自身、技術がまだまだな立場である以上、立場が変わってもハングリー精神を弱めることなくこれからもぐんぐんと成長したいと思います。

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