女子

入部してからの二か月

総合政策学部卒業生  泉川 茉莉

記念館に向かう並木道を歩いていると、銀杏が多く見られる季節になりました。このところは寒い日が続き、冬もそう遠くないと感じております。(一年中暖かいUAE在住だった身としては冬の訪れには恐怖に似た気持ちを感じております。)入部させていただいてから早2か月となりました。総合政策学部1年の泉川茉莉です。

今週末は3部交流戦の最終日がございました。戦績は以下の通りです。
対 淑徳大学 0-2
対 成蹊大学 1-2

結果は残念ながら二試合とも負けとなってしまいました。しかしながら、間近で見る体を張った粘り強いプレーには胸が熱くなり、このチームの一員に加えて頂けたことが改めて嬉しく、また誇りに思えた瞬間でした。

バレーボール初心者として入部してからの二か月はあっという間に経ってしまいました。バレー部での練習は今までチームスポーツや日本の部活の雰囲気に親しみがなかったからこそ新鮮に感じること・勉強になることの連続です。その中でも、特に強く残ったエピソードをこの場をお借りしてご共有させていただきます。

まず、私は入部してから「一年生の仕事」を多く教えて頂きました。コート準備やボール拾いおよびボール渡し、ワイパーといったバレー部に所属されていた立場なら当たり前と思われる仕事が、私には新しい学びでした。単純と思われる仕事には自分が思った以上に気遣いや気配り、視野の広さが必要で、毎回の練習でお恥ずかしながらハッとさせられる場面が多くありました。例えばワイパーの仕事一つとっても、コート内の人が床に滑り込む瞬間をよく見ていないといけない、コートに入って滑りやすくなった部分をタオルで拭く際にもプレーヤーの方たちの邪魔になったりプレーヤーの方たちがけがをしたりしないように声を大にして「ワイパー入ります!」と言うなど、があります。このような仕事一つを考えても気を回すこと・見ていなければいけないことが多くあり、私はいかに今まで狭い視野しか使ってこなかったのか気づきました。単純に思える仕事の奥深さや仕事を通した学びの多さが私にはとても新鮮でした。

また、この二か月間で、先輩方や同期のお話を通して自分の練習に対する姿勢に対しても考え直す機会を多く頂きました。「その日何を意識して練習に取り組むのか。」「いつまでに何ができるようになりたいのか。」「思い描く4年生になった自分の姿は。」といった疑問はそのごく一部です。さらに「私は入ったばかりの初心者とはいえど、『お客さん』ではない。」とのお言葉を頂く機会がありました。これを機に私は時間の経過をなんとなく待っているのでは絶対に周りに追いつくことも追い抜くこともできないと気づきました。そして、うまくなるために自分から機会を探し、そして作り、ボールを追いかけることが今すべきことなのだと学びました。

私が入部を決めた八月末から一年生が続々入部し、今では一年生は計六人になりました。その中でも今はまだ、私は「ダントツの」初心者です。ですが、来年やそれ以降なっていたい自分の姿を常に頭に置き、地道に追い上げていきたいと闘志を燃やしております。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

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