男子

文化

卒業生  吉田 祝太郎

日頃よりお世話になっております。法学部政治学科4年の吉田祝太郎です。

長い夏も終盤に差し掛かり、ここ数日は涼しい日も増えてきましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

さて、今回私が議題にしたいのはタイトルにもある通り、我々バレーボール部の文化についてです。

1931年に慶應義塾体育会バレーボール部が創立されました。
その日から偉大な先輩方が毎日必死に練習されてきて、バレー部の素晴らしい文化ができ、脈々と今日まで受け継がれています。

しかし間宮先輩が主将を務め、全日本インカレで準優勝して以来、結果が出せなくなってきたと共に、そんな素晴らしい文化が少しずつ変化してきてしまっています。

誤解を恐れずに言えば、「勝つ」ことを第一に考えてきた部から「楽しむ」ことを一番に考える部へと変わってしまったと、私は強く感じます。

昨日、このテーマについてミーティングしたのですが、勝つよりも楽しみたいと明言した部員はいませんでした。それでもこの文化として部に流れている風潮は変わりません。

なぜなら、これまでの偉大な先輩方が築いてこられた、勝つために本音でぶつかり、納得するまで対話を繰り返してチームを作っていく、そんな素晴らしい文化を継承することはとても辛く、エネルギーを必要とするからです。

人間は弱いもので、結果が出ない中で、ただ練習をしているだけでは自然と楽な方に流れてしまいます。
この現象がここ4〜5年で蓄積されてきたのが今のチームの足枷となっています。

今年のメンバーはとても強いです。実力で言えば大学日本一を取るのも不可能ではないと思うのと同時に、この文化を打開しない限り、結果を出すことは難しいということも感じます。

私の残り現役の日数は少ないですが、強い気持ちを持ち、今我々の足を引っ張っているこの文化を打ち壊し、これまで先輩方が受け継がれてきた素晴らしい文化をまた一から作り上げることができるよう、精一杯努力していきます。

どのような形で試合が行われるか未だ不透明ですが、引き続き応援の程、何卒宜しくお願い致します。

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