各位
日頃よりお世話になっております。商学部1年の津久井雄輝と申します。先日行われた2023年度春季関東男子一部リーグ戦、中央大学との試合結果をご報告いたします。
●慶應義塾大学2-3中央大学○
第1セット25-21
第2セット20-25
第3セット25-27
第4セット25-17
第5セット8-15
【先発選手】
WS:島田(経4)-山口(経1)
OP:渡邊(商3)
MB:松本(環4)-芳賀(環3)
S:大槻(総4)
Li:山元(法2)
【交代選手】
入来(環2)
【控え選手】
西山(法4)、細野(経3)、山木(文2)、久保田(商2)、平山(商2)、松山(商1)
【試合内容】
春季リーグ開幕戦となった中央大学戦はOH陣によるキレのあるサイド攻撃とバックアタックが強力なチームに対する一戦である。また、中央は昨年の秋季リーグで1部優勝を果たしたチームでもある。これに対して慶應はサーブで崩しつつ、切り返しからのスパイクで得点を重ね、第4セットでは8点差をつけフルセットに持ち込むものの、惜しくもセットカウント2-3で敗戦を喫した。この敗戦を糧にして、次週以降のリーグ戦も勝ち星を獲りにいきたい。
【1セット目】
開始早々、互いにスパイクの応酬が続く中、OP渡邊のバックアタックがブロック3枚を射抜き、慶應が6-4とリードする。その後はお互いサイドアウトを取り合う展開になるが、中央の粘り強いフロアディフェンスを前に12-10と中々点差が広がらない状況が続いた。しかしそこでOP渡邊の後列からの相手の裏を掻いた巧みなフェイント、そしてMB松本のレシーバーにボールを観客席まで吹き飛ばさせる凄まじいサーブで連続で点を奪取し、14-11となる中央が1回目のタイムアウトをとる。ここで流れを切られてしまい、また一進一退の攻防が続く。追いつかれたくない慶應はMB芳賀のブロックや松本のスパイクで点を重ね、20-18とリードを守り続け、渡邊がレーシーバーの間にサーブを突き刺し21-18と優勢な状況を崩さない。しかしここで勢いに乗り切れず、22-21と一点差に迫ったところで慶應が1回目のタイムアウトをコール。タイムアウト明け最初のプレーでは、Li山元の完璧なサーブレシーブから渡邊がバックアタックを叩き込む。その直後に松本が鮮やかなサービスエースを披露し24-21と慶應もマッチポイントになったところで、中央側が2回目のタイムアウトを要求する。ここで慶應は動じず、相手がネット際で乱したところを芳賀がダイレクトスパイクを沈めて25-21で第1セットを獲る。
【2セット目】
1セット目の勢いを纏ったまま第2セットを迎えたい慶應だが、相手の強気なサーブにより崩され、ブレイクを許してしまい1-4と良くないスタートを切る。サイドアウトの取り合いになり6-8となったところでMB芳賀が高いブロックで相手スパイクを叩き落とし、ブレイクに成功する。その後も芳賀のクイックで8-9と一点差まで漕ぎつけ、9-11から芳賀とOH島田が連続でブロックを決め、11-11と並ぶことに成功する。その後はサイドアウトが両者とも続き13-14となるが、ここで相手に2連続ブレイクを許してしまい、13-16とリードされる。その後、MB松本のスパイクや芳賀のクイックで逆転を試みるも16-20を迎えたところで慶應がこのセット最初のタイムアウトをとる。点差がなかなか縮まらない中、相手のサーブミスで19-22となったところでS大槻に代わりピンポイントブロッカーとして高さが持ち味のOH入来を投入する。しかしサイドアウト取られてしまい19-23、すぐさま大槻をコートに戻すことになる。そのまま相手が流れに乗り、最後はブレイクをとられて20-25でこのセットを落としてしまう。
【3セット目】
どちらがとっても王手となる第3セット、序盤はブレイクを立て続けにとられ2-5となるも、松本のスパイクでサイドアウトをとる。しかし直後にサイドアウトを取り返され、その流れでブレイクもとられて3-7。ここで託されたのがやはりエース松本。ライトからスパイクを決めたかと思いきや、直後の自らのサーブで相手を崩し、チャンスボールをもらい最後はバックアタックで締め2連続で得点を重ねる。一度サイドアウトをとられるも、OH山口がストレートのきわにスパイクを決め6-8と点差を縮めていく。相手のミスでブレイクをとり7-8と追い上げていき、OP渡邊のスパイクで8-8となる。その後はサイドアウト取り合いとなった9-10の場面で一年ながらその才能を奮ってきたOH山口をOH入来にメンバーチェンジ。チーム内では一番の高さを誇る入来のスパイクで慶應に流れを引き寄せることが狙いだろう。両者とも引かず15-15まで白熱した展開が続く。ここで入来が高さのあるトスをインナーに決め、ブレイクをとり16-15とこのセットではじめてのリードを奪う。中央は一回目のタイムアウトを要求。タイムアウト明けではサイドアウトをとられてしまうが、またここで入来が強烈なスパイクを叩き込み17-16とリードを守る。拮抗した状況が続くが、19-19の場面で相手に2連続ブレイクをとられ、リードは奪われて19-21。終盤で追う形になった慶應がここでタイムアウト。なんとしても相手の流れを切りたい中、MB松本のスパイクが刺さるなど好プレーを見せる慶應だが点差は縮まらず21-24と中央のマッチポイント。ここで相手のサーブミスがあり、その後も入来のダイレクトスパイクで決まって23-24、中央が2回目のタイムアウトを使う。緊張が両者に走る中、S大槻がサーブで相手を崩したところを慶應がブロック3枚で仕留める。24-24のデュースまでもつれ込むが、相手のサイドアウトからのブレイクを許してしまい、25-27で第3セットを落とす。
【第4セット】
崖に立たされた慶應はこのセットはスターティングをOH山口からOH入来に変更。第3セットでその高い攻撃力を存分に奮っていたところをみての続投だろう。相手の勢いを断ちたい慶應は早速2-2の場面でMB松本のブロード、クイック、ブロックで3連続ブレイクをとり、5-2とする。その後はお互い譲らない展開が続くが入来のブロックを利用したフェイントでブレイクをとり10-6、中央がタイムアウトを要求する。タイムアウト明けはS大槻の前衛を狙い撃ちしたサーブで相手にミスを誘発させ、11-6。その直後もMB芳賀のネットディフェンスが光り12-6と連続ブレイクをとる。リードを守りつつ、入来がバックアタックを決めて15-9となったところで中央がこのセット2回目のタイムアウトをとる。ここで中央が立て直し、サイドアウトをとられた後立て続けにブレイクされ15-11とする。しかしここでリードを広げたい慶應はサイドアウトが続いた19-14のところでOH島田が相手のクイックの反応し繋いだボールを入来がブロックアウトさせて20-14。その後もブレイクをとるなどとし、24-17の場面で相手がサーブミス、25-17でこのセットを獲る。
【第5セット】
泣いても笑っても最後のセット。序盤から相手に連続ブレイクを許してしまい0-3を迎えたところで慶應のタイムアウト。その後もブレイクが止まず0-4となったが、OP渡邊のスパイクでサイドアウトをとり1-4とする。点差をつけられたくない慶應はチャンスボールを受けとるとOH入来がバックアタックでブレイクをとる。しかしその後は相手が勢いに乗ってしまい、連続ブレイクを許して3-8とする。ここでコートチェンジを行い、仕切り直したい慶應は渡邊のバックアタックでサイドアウトをとるも、その後は相手の粘り強い守備に苦戦して6-11で慶應が2回目のタイムアウトをとり、流れを変えようとする。追いつきたい慶應だがサイドアウトの取り合いの末に相手にブレイクを許してしまい、8-13の場面ではサービスエースをとられてしまう。そのまま中央の勢いを止められず、8-15でこのセットを落とし、セットカウント2-3で敗れた。お越しいただいた観客の皆様、応援ありがとうございました。
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