先輩各位

日頃よりお世話になっております。
環境情報学部1年の入来晃徳と申します。
先日行われた2022年度春期関東男子バレーボールリーグ1部・2部入替戦、国際武道大学との試合結果をご報告いたします。

●慶應義塾大学1-3国際武道大学○
第1セット 21-25
第2セット 25-20
第3セット 22-25
第4セット 20-25

【先発選手】
OH:島田(経3)ー安達(環4)
MB:降(商4)ー芳賀(環2)
OP:松本(環3)
S:高倉(商4）
L:山元(法1)

【交代選手】
下田(経4)、大槻(総3)、内田(環2)、渡邊(商2)

【控え選手】
樋口(経4)、入来(環1)、久保田(商1)

【試合内容】
春季リーグ戦最後の国際武道大学戦は1部残留をかけた大一番となった。国際武道大学は力強いサーブと速攻を中心とした多彩なコンビを軸に戦うチームである。これに対して慶應も高さのあるバレーを展開し第2セットを取るなど奮闘するが、惜しくもセットカウント1-3で敗戦を喫した。秋季からは2部でのプレーとなるがこの悔しさをバネに、日本一という目標に向かいALL INの精神でこれからも精進していきたい。

第1セット
1部残留がかかった入替戦、大事な1セット目の入りは、相手のミスで先制点を慶應が取る。その後はサイドアウトの取り合いで3-3。しかし慶應がサイドアウト側の場面、OH島田の攻撃がシャットアウトされ3-4とリードを許す。しかしここで流れを引き渡すまいときっちりサイドアウトを取り、その後も均衡状態が続いて8-8までサイドアウト合戦となる。10-11の場面相手のクイック攻撃をMB芳賀がシャットアウト。この日初めてのブレイクに成功し11-11と追いつく。その直後またも長いラリーの末芳賀がブロックポイントを重ね12-11と勝ち越す。しかしサイドアウトを取られ12-12の場面相手のサーブポイントによりブレイクを許した12-13の場面で消毒のタイムアウトに入る。タイムアウト後も流れが断ち切れず、慶應のコートにボールが落ち12-14と2連続ブレイクを許してしまう。14-16となった場面からエースOP松本の攻撃がシャットアウトされたりと2連続ブレイクをまたも許してしまい14-18となった場面で慶應が1度目のタイムアウト。タイムアウトで流れを断ち切りたい慶應であったが簡単にはいかずまたもブレイクを許してしまい14-19。16-20となった場面芳賀のブロックでブレイクに成功し17-20。流れを掴み追いつきたい慶応であったが17-21となった場面OH安達の攻撃がシャットアウトされこの場面痛いブレイクを許してしまう。なんとか流れを変えたい慶應はここで司令塔をキャプテンS高倉から副将S大槻に変える。しかし、なかなかこの点差を縮めることが出来ず21-25で第1セットを落としてしまう。

第2セット
慶應は、序盤から相手のミスや粘り強いレシーブから安達が決めるなど2-0とリードする。その後、相手の攻めてくるサーブに苦しみ3-3と同点に追いつかれるも、芳賀のダイレクトスパイクやこのセット絶好調の安達のスパイクで相手に主導権を渡さない。その後は、サイドアウトを取り合う展開となったものの8-8から松本のサービスエース、降のブロックポイントで10-8とすると国際武道は1回目のタイムアウトを要求する。ブレイク後も、松本を中心とした攻撃で得点を重ねるも、相手の攻撃を止めることができず、慶應は2点差リードの13-11で消毒のタイムアウトを迎える。両者とも粘り強いレシーブから長いラリーの多い展開となるなど一進一退の攻防が続くも、島田のブロックアウトとブロックポイントで18-16とリードを保ったまま、終盤に突入する。相手の攻めてくるサーブに何度もサーブカットを乱されるも高いトスを安達が3本連続で得点にすると、大槻の相手の意表を突くトスから芳賀が決めて22-19とすると、国際武道は2度目のタイムアウトを要求する。その後も手を緩めない慶應は松本、島田が立て続けにスパイクを決めると、最後は松本が決め切り、25-20で第2セットを取った。

第3セット
セットカウントを1-1にしてこの試合を振り出しに戻した慶應は第3セットも奪ってこの試合に王手をかけたかったが、相手の強力なサーブによって3連続得点を許してしまう。こちらも大槻のネット際のプレーとMB降のサービスエースの連続得点で背中に迫るが、3-6と劣勢の序盤を迎えた。松本と安達のスパイク、芳賀のブロックなど随所にいい攻撃が見られたが、なかなか逆転することができない。降のクイック、島田のサービスエース、松本のスパイクで得点を重ね、12-13とリードは奪われながらも差を詰めてこのセットを折り返した。消毒タイムアウトが明けて1点目は島田のサーブカットから芳賀のクイックが綺麗に決まり、コートに盛り上がりをもたらす一点となった。シーソーゲームとなった中盤では、後衛に安定感をもたらすためにWS内田が安達に代わって起用された。続いてピンチサーバーとしてMB下田もコートに送られ、得点には繋がらなかかったものの、コーナーを刺すいいサーブを見せた。その後もシーソーゲームは続いたが、安達のブロックアウトでついに19-18とリードを握る。1点リードの場面で大槻に代わりWS渡邊がピンチサーバーとしてコートに送られ、コースを狙ったサーブとディグを見せるも、天井に当たってしまい、得点とはならなかった。終盤は相手の攻めたサーブに苦しみ、22-25でこのセットを奪われた。

第4セット
相手に2セットを先取され、後がない慶應は第4セット開始直後降のスパイクで先制点を取る。相手の速攻攻撃を許してしまうが降のサーブで相手の体制を大きく崩しチャンスボールが返ってきたところを、安達が強烈なスパイクを決め3-1と序盤からリードする。相手のサーブミスや慶應のスパイクポイント、相手のブロックアウトなど様々な攻撃が交錯するが未だ慶應がリード。さらにここで拍車をかける安達のノータッチサービスエースが飛び出し点差は6-3。しかし相手の強烈なサーブに苦戦を強いられ2連続ポイントを許してしまう。6-6と同点となった中、大槻が相手ブロックを翻弄し島田に1枚ブロックで打たせるなど流れを掴みそうなプレーが見える場面も多々あったが、相手の粘り強いレシーブや強烈なサーブに攻め込まれ相手のペースに呑まれてしまう。作戦通りに相手のエースがいるところへサーブを放つが相手リベロがカバーに入り思い通りに崩すことができず速攻攻撃で切られるという場面がこのセットは多かった。しかしここで大槻のサービスエースが飛び出すと、芳賀の速攻攻撃や相手のコンビミスで点差を詰め14-16。両チーム、エースにトスを託すが相手エースが2連続で点を取るとオポジットの選手のサービスエースが立て続けに決まり、またもや点差を離されてしまう。慶應も何とか食らいつくが先にマッチポイントを握られてしまい、最後に放ったコートの隅を攻めたサーブは惜しくもラインを割ってしまい相手に25点目が入り、入替戦は幕を閉じた。

よってセットカウント1-3で本塾の敗北。

無観客試合ではありましたが、ライブ配信をご覧いたただき感謝いたします。今後ともご声援のほどよろしくお願いいたします。