男子 お知らせ

【戦評】春季リーグ男子1部 延期試合② vs 早稲田大学

先輩各位

日頃よりお世話になっております。法学部法律学科1年の山元康生と申します。先日行われた2022年度春季関東大学男子一部リーグ戦、早稲田大学との試合結果をご報告いたします。

●慶應義塾大学0-3早稲田大学○
第1セット18-25
第2セット26-28
第3セット20-25

【先発選手】
WS:安達(環4)-島田(経3)
OP:松本(環3)
MB:降(商4)-芳賀(環2)
S:高倉(商4)
Li:山元(法1)

【交代選手】
下田(経4)、内田(環2)、渡邊(商2)

【控え選手】
樋口(経4)、大槻(総3)、平山(商1)、山木(文1)

【試合内容】
本日の対戦相手である早稲田大学は、サーブを武器に、レベルの高い選手が集まり攻撃と守備の両面においてリーグ内でもトップクラスのチームである。慶應はサーブで押し込まれる展開が終始続いたものの、2セット目以降は互角の戦いを見せたが、経験値で上回る早稲田大学に届かず、敗戦を喫した。この敗戦を糧に、春リーグ最終戦となる来週の試合に勝利するため、精進していきたい。

第1セット
序盤からWS島田の攻めたサーブで流れを掴もうとするが、相手のしっかりとしたサーブカット、強力な攻撃、徹底したバンチリードブロックが猛威を振るった。こうして相手に初めの2点を奪われるが、WS安達のリバウンドからOP松本のクロススパイクが決まり、慶應も1点目を奪い返すことに成功する。その後も松本のサーブで崩して安達とMB降のチーム内でも屈指の高さと強さを誇るブロックで仕留め、スコアは3-3と序盤は競った展開を見せた。しかし、高校時代から全国的な注目を一身に背負ってきた選手たちが集まっている早稲田大学はやはり強く、8-4と点差がつき始めたところで慶應が一度目のタイムアウトを取る。タイムアウトが明けて1点目は少し乱れたサーブカットをS高倉がしっかりとカバーし松本のバックアタックで奪い、6-12出迎えた中盤、またも松本のクロススパイクが決まり、サーブは島田に回った。島田のジャンプサーブが相手リベロからサービスエースを取り、ここから慶應は流れに乗り始める。その次の島田のサーブも相手を乱し、チャンスボールを安達が決め切り、10-12と一気に差を詰めた。しかし、相手の速いサーブから始める攻撃に耐えることができず、10-16と点差が開き始めた。サイドアウトが欲しい慶應にLi山元が好レシーブをもたらし、この機を安達がしっかりとスパイクで決め切った。その後も苦しい展開が続いたが、相手のサーブミスからブレイクを重ねることができ、その中で、山元のディグや島田のコースを突いたスパイクなどいいプレーが多く見られた。スコアが16-19になった時、守備の強化で安達に代わりにWS内田がコートに送られると、安定したサーブカットを見せてくれた上にチームのムードメーカーとしての役割を存分に果たした。17-22と追いかける場面でまたも慶應の控えの選手が魅せてくれた。降に変わってピンチサーバーとして入ったWS渡邊のジャンプサーブが相手のミスを誘い、チームに得点をもたらした。しかし、早稲田大学の勢いを止めることができず、18-25でこのセットを落とした。

第2セット
第2セット開始直後、相手の鋭いコースに放たれた強烈なサーブが決まり早速1点を追う形になる。しかしここでもエース松本の上手さが光り、相手ブロックを利用したダイナミックなブロックアウトを2連続で決め、3-3と拮抗した状態になる。その後も互いに1点を取り合うシーソーゲームが続いた。その中では相手ブロックが手薄な真ん中からの降の速攻や、高倉の相手の意表を突くツーアタックが見られた。山元のブロックフォローや、安達、島田のレシーブにより好ラリーが見られたが、相手の強烈なサーブに対処しきれず10-13と点差をつけられてしまう。消毒タイムアウト明け、松本が相手ブロックを大きく弾き飛ばし1点を取ると、島田のブロックポイントもありチームの士気が上がる。しかし相手の強烈なサイドからの攻撃や、テンポの速い攻撃に翻弄され点差は13-18と相手がリード。これ以上点差をつけられたくない慶應は松本にトスを集める。トスを託された松本は見事に3連続スパイクを決め、それに感化された芳賀がダイレクトアタックを決め一気に点差が縮まり、18-20。その後リリーフサーバーとして投入されたMB下田が好サーブで相手を崩し良い働きを見せたが、惜しくも1本で切られてしまった。だが松本の勢いはまだ衰えておらず、バックアタックで2連続得点を重ね、100㎞越えの強烈なサーブを繰り出すなど要所で活躍し点差は23-23。ここで相手のミスが目立ち慶應がマッチポイントを握るが、相手の攻撃が決まり24-24とデュースにもつれ込む。リリーフサーバーで渡邊が投入されるが惜しくもブレイクを取ることができない。続くラリーでもミスが出てしまい26-28で第2セットも落とした。

第3セット
2セット目終盤の良い流れを続け、なんとかセットを取り返したい慶應は、序盤から高い打点からの安達のスパイクや松本の早いテンポからの鋭いスパイク、降の相手をよく見た速攻を中心に、3セット目でも素早さが衰えない早稲田大学のブロックを相手にもろともせず、点数を積み上げ、白熱した試合展開を見せる。しかし、相手の攻撃の手も弛まず11-13と2点のリードを許し中間の消毒タイムアウトを迎える。点差を埋めたい慶應は、タイム明けから松本にトスを託すが、相手ブロックに阻まれ11-15とさらに点差を広げられた状態で慶應はタイムアウトを取る。その後も安達、松本を中心に逆転を試みるが相手の鋭いサーブや高い打点からのスパイクに苦しめられ、15-20と徐々に差を広げられてしまう。最後まで粘り強く、攻めの勢いを保ちながら戦う慶應であったが相手ブロックの完成度がさらに上がり、攻撃を得点に繋げにくくなりさらに苦しい展開となる。慶應の3枚ブロックで相手エースをシャットアウトし20点の大台に乗るも、逆転はできず20-25でこのセットも落とした。

よってセットカウント0-3で本塾の敗北。

無観客試合ではありましたが、ライブ配信をご覧いただき感謝いたします。今後も何卒よろしくお願い申し上げます。

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