男子 お知らせ

【戦評】秋季リーグ男子2部第8日vs中央学院大学

各位

日頃よりお世話になっております。
経済学部1年の井上航と申します。
関東大学2部バレーボール秋季リーグ戦、中央学院大学との試合結果をご報告いたします。

10月12日(日)
〇慶應義塾大学3-0中央学院大学●

第1セット 25-19
第2セット 25-20
第3セット 25-18

【先発選手】
OH:山口(経3)-野口(商3)
MB:稲井(法2)-中島(経1)
OP:入来(環4)
S:松田(商1)
L:今田(政2)

【交代選手】
久保田(商4)、井上(経1)

【控え選手】
山元(法4)、清水(総2)、緒方(環2)、岩間(環2)、小山(商2)

【試合内容】
本日の対戦相手である中央学院大学は強力なサーブ、そして安定したサーブレシーブからの両サイドへの速い展開、数多のバリエーションを持つセンター線の攻撃が武器のチームである。春季リーグ戦ではストレート負けを喫しているだけに、是が非でもリベンジしたい相手であり、チーム一丸となり万全の準備を施して挑んだ。慶應は序盤からサーブとブロックで相手レフトにストレスをかけ続け、相手のミスを誘い得点を重ねる。さらにこの夏磨いてきた粘りのプレーが随所で発揮され、常時慶應ペースで試合を進めた。結果的に、前日の日本大学戦での勝利の勢いそのままストレート勝ちを収めた。いよいよ秋季リーグ戦も残り3戦となり、入れ替え戦出場に向けた熾烈な争いが繰り広げられる。簡単な試合など1つもないが、慶應が展開するバレーボールに「プライド」を持って、チーム一丸で勝利を目指して精進していきたい。

<第1セット>
中央学院大学のサーブから始まった1セット目、いきなり強烈なサーブが慶應コートを襲うが、OH山口が体勢を崩されながらもきっちりセッターに返球する。そしてレフトからOP入来が押し込み先制点を獲得する。このまま勢いに乗りたい慶應はOH野口のサーブで崩し、MB中島の速攻、山口のブロックアウト、中島のダイレクトで4-0として最高のスタートダッシュを切る。その後サイドアウトを取られ4-1となると、中島の速攻が止められブレイクを許す。しかしS松田が連続で中島の速攻を選択し、5-2とする。一時、8-7と1点差に詰め寄られるも、ここは相手のサーブミスに助けられる。直後、野口の1枚ブロックがさく裂し、相手に行きかけた流れを取り戻す。11-8の場面では、L今田の好レシーブを野口のリバウンド、入来のプッシュとクレバーなプレーが光る。このラリーを制し、12-8と4点差が開いたところで中央学院大学が1回目のタイムアウトを要求する。その後はサイドアウトを取り合う展開が続く。もう一度リードを広げたい慶應は14-10の場面で中島にサーブが回ってくる。ここで中島は効果的なサーブで相手を崩すと、稲井のダイレクト、山口のプッシュでブレイクに成功し、16-10と6点差までリードを広げる。流れを変えたい中央学院大学は17-11の場面でメンバーチェンジを行い打開策を見出そうとする。しかし直後に相手のライト攻撃を山口がシャットアウトし18-11とリードをこのセット最大の7点差まで広げ、流れを渡さない。ここでたまらず中央学院大学は2回目のタイムアウトを要求する。一気にこのセットを取りきりたい慶應だが、中央学院の強烈なサーブ押し込まれ、19-15と4点差までリードを縮められる。ここで慶應は流れを断ち切るために1回目のタイムアウトを要求する。しかしタイムアウト明けのラリーも中央学院大学が制し、7点差あったリードが3点差まで縮まってしまう。直後に相手のサーブがアウトになりなんとかサイドアウトに成功した慶應は、流れを変えるべくリリーフサーバー、S久保田を投入する。相手の攻撃を限定するサーブを打つも、ここは1本で切られてしまい、20-17とリードを広げることはできない。その後、相手のサーブがアウトになり21-17の場面で慶應は松田にサーブが回ってくる。ここで松田は相手コート右奥に強烈なサーブを放ちサービスエースを取る。このプレーで流れが再び慶應に傾き、直後も入来の強烈なスパイクでラリーを制し、23-17と再び点差を6点まで広げる。しかしこのまま終われない中央学院大学もキャプテンのサービスエースがさく裂し、23-19と点差を縮める。ここで慶應はたまらずこのセット2回目のタイムアウトを要求する。直後再び強烈なサーブが慶應コートを襲うが判定はアウト。24-19とセットポイントを握ったタイミングで慶應はリリーフサーバー、R井上がコートイン。ロングサーブで相手を崩し、最後は山口が相手のライト攻撃をシャットアウトし25点目を獲得。結果として、一度もリードを許すことなく25-19で大事な第1セットを取ることに成功した。

<第2セット>
迎えた第2セット。慶應はいきなり松田のサービスエースが飛び出し、先制に成功する。相手のミスもあり序盤は5-3とリードする。ここで入来がサーブを迎えるとコート奥を狙いすましたサーブでノータッチエースを奪い、リードを3点に広げる。さらに、稲井のブロック、相手のミスで8-3となったところで中央学院大学はこのセット1回目のタイムアウトを要求する。1セット目同様スタートダッシュに成功した慶應は、直後のラリーで野口に好レシーブが飛び出す。しかしここは惜しくも得点には結びつかず、その後11-6までお互いにサイドアウトを取り合う展開が続く。この場面で慶應は松田にサーブが回ってくる。するとこのセット2本目となるサービスエースを松田が奪い、12-6とリードを6点差まで広げる。このまま流れを渡したくない中央学院はキャプテンにサービスエースが飛び出し、12-8と食らいつく。2本目のサーブにも慶應は崩されるがここは入来が相手の3枚ブロックを打ち抜き、流れを渡さない。もう一度リードを広げたい場面で慶應は相手のライト攻撃をワンタッチにかけ、それを野口が拾い、自分でテンポの速いバックアタックを打ち込み15-9と再びリードを6点差に広げる。勢いに乗った慶應はその後も、稲井のブロック、山口のプッシュでラリーを制し18-10とする。ここでたまらず中央学院大学はこのセット2回目のタイムアウトを要求する。タイムアウト明け、中央学院にブレイクを許し18-12と点差を縮められるが、ここは山口のブロックを弾き飛ばす強烈なスパイクでサイドアウトに成功し、流れを渡さない。その後、19-13の場面では今田が好レシーブを連発するも中央学院大学も意地を見せ、得点には結びつかず、19-14と徐々に点差を縮めてくる。この苦しい場面でトスが上がってくるのはやはり入来。直後のラリーでは強烈なバックアタックで相手ブロックを弾き飛ばす。20-14となった場面で慶應は1セット目同様、リリーフサーバー久保田をコートに送る。久保田のサーブで相手を崩し、慶應のチャンスボールになるが、惜しくも得点を奪うことが出来なかった。一気にこのセットを取り切りたい慶應だったが、直後、中央学院にブレイクを許してしまう。何とか流れを断ち切りたい慶應は野口にトスを預けるも、ブロックに阻まれてしまう。ここで20-17と点差が3点に縮まると、慶應はこのセット1回目のタイムアウトを要求する。直後、入来の強烈なバックアタックでサイドアウトに成功する。その後お互いにサイドアウトを取り合い、22-18となった場面で慶應は、こちらも1セット目同様、井上をリリーフサーバーとしてコートに送る。ここはラリーに持ち込むも、ミスが出て得点には繋がらなかった。ここで中央学院は点差を縮めるべく、リリーフサーバーを投入するが、今田の好レシーブから入来が相手ブロックの上から打ち込み流れを渡さない。そして23-19となり中島にサーブが回ってくると、効果的なサーブで相手を乱す。さらにラリー中には、最後までボールを追いかける気迫を見せる。惜しくもボールは落ちてしまったが、ガッツあるプレーで仲間を鼓舞する。中島のプレーに奮起した慶應は直後のプレーで入来がライトから強烈なスパイクを打ち込み、24-20と先にセットポイントに到達する。すると最後は入来のサーブで崩し、相手のミスを誘い25-20で第2セットの獲得に成功した。

<第3セット>
迎えた第3セット。このまま一気に勝負を決めたい慶應だったが、いきなり相手サーブに崩され先制点を許してしまう。しかしここは中島が強烈な速攻を相手コートに打ち込み、すぐに取り返す。その後、1点ずつ取り合い2-2となった場面で慶應は中島にサーブが回ってくる。ここでのサーブがノータッチエースとなり3-2とリードを奪うことに成功する。このまま序盤から流れに乗りたい慶應は4-3の場面で、稲井のブロックがさく裂しブレイクに成功する。直後の入来のサーブは惜しくもアウトになるが、その後の相手の強烈なサーブを野口が完璧に返球し、山口が強烈なスパイクを打ち込みリードを保つ。リードを広げたい慶應だったが7-6の場面でブレイクを許し、一時同点に追いつかれる。しかしここは野口が冷静にブロックアウトで得点を奪い、相手にリードを許さない。8-7の場面ではこの試合3本のサービスエースを奪っている松田にサーブが回ってくるが、ここはネットに阻まれる。直後の相手のサーブもネットに阻まれ、迎えた9-8の場面。野口のサーブで崩し、相手の攻撃を山口がワンタッチにかけ、ライトから入来が強烈なスパイクを相手コートに打ち込みブレイクに成功する。しかし後がない中央学院も、強烈な速攻、レフトからのスパイクで食らいつき10-10となり、再び同点に追いつかれる。何とか一歩抜け出したい慶應は11-10と1点リードの場面で中島にサーブが回ってくる。すると直後のラリーでは中島の好レシーブが飛び出し、得点につながる。さらに次のラリーでも中島の丁寧な二段トスから山口がコート奥を狙いすましたスパイクを決め、13-10とリードを広げる。ここで中央学院は流れを断ち切るべく、このセット1回目のタイムアウトを要求する。しかしタイムアウトが明けても慶應の勢いは止まらない。怒涛の連続得点で16-10とリードを6点に広げ、一気に勝負を決めにかかる。ここで中央学院大学はメンバーチェンジを行い、なんとか慶應の勢いを抑えようとする。それでも慶應は17-11の場面、入来のサーブからチャンスを作りブレイクに成功する。中央学院はたまらずこのセット2回目のタイムアウトを要求する。しかし直後のラリーも慶應が制し、19-11と点差がこの試合最大の8点差まで広がる。このまま終われない中央学院大学は19-12の場面でをメンバーチェンジを行いレフトの選手をコートに送る。するとこの交代策が功を奏し、交代直後の選手のサービスエース、慶應のミスで5点差まで点差を縮める。もう一度リードを取り戻したい慶應は直後、松田の高さを生かしたツーアタックでサイドアウトに成功し、先に20点に到達する。その後、お互いサイドアウトを取り合い迎えた21-15の場面で慶應は1,2セット目に続き、リリーフサーバー井上を三度コートに送る。しかしここではブレイクを奪うことはできなかった。その後お互い1点ずつ取り合い22-17となると、直後のラリーで今田が好レシーブを見せる。そして最後は入来が打ち切り得点につなげ、着実に勝利に近づいていく。なんとか食らいつきたい中央学院は23-18の場面でリリーフサーバーをコートに送る。しかしここは入来の強烈なスパイクでサイドアウトに成功し、24-18で慶應がマッチポイントを握る。そして最後はこの夏磨いてきた慶應のつなぎが光り、相手のミスを誘った。25-18で第3セットも慶應が獲得し、試合終了となった。

よってセットカウント3-0で本塾の勝利となり、秋季リーグ戦通算成績を7勝1敗とし、単独首位に立った。

会場までお越しいただいた皆様、配信をご覧いただいた皆様、応援のほどありがとうございました。今後とも多大なるご声援のほどよろしくお願いいたします。

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