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【戦評】秋季リーグ男子2部第5日 vs 青山学院大学

各位

日頃よりお世話になっております。法学部政治学科1年の今田匠海と申します。9月21日に行われた2024年度秋季関東男子2部リーグ戦、青山学院大学との試合結果をご報告いたします。

9月21日(土)

○慶應義塾大学3-2青山学院大学●
第1セット 25-17
第2セット 27-29
第3セット 25-15
第4セット 23-25
第5セット 15-11

【先発選手】
OH:渡邊 (商4)-内田(環4)
OP:入来 (環3)
MB:芳賀 (環4)-稲井(法1)
S:山口 (経2)
Li:今田(政1)

【交代選手】
久保田(商3)、松山(商2)、清水(総1)、緒方(環1)

【控え選手】
山木(文3)、山元(法3)、野口(商2)

【試合内容】
本日の対戦相手である青山学院大学は相手ブロッカーを惑わす高速コンビバレーを軸に、主に返球率の高いサーブカットからの攻撃を強みとして攻撃を仕掛けてくるチームである。先週苦戦を強いられた立教大学と同じようなチームスタイルではあるが、アナリストの分析をもとに万全な準備をして挑んだ。慶應らしい高さを生かしたブロックや、泥臭いプレーで点をもぎ取る場面も多かったが、相手の早いコンビに苦しむことも多く、フルセットの試合となるもしっかりと勝ちきった。秋季リーグ前半戦が終わった慶應、後半戦に向けて見つかった課題を1つずつ修正し1部復帰を目指し精進していきたい。

1セット目
青山学院大学からのサーブから始まった1セット目。序盤に流れを得たい慶應はレシーブでなんとか喰らいつくも、長いラリーの末相手の得点で試合の幕は切られた。その後も連続で点を取られ0-2となる。しかし、次のラリーは慶應らしい粘りを見せ、相手のミスを誘い1−2となった。そこからはお互いにサイドアウトの取り合いで、3-3となる。ここでこの均衡を破ったのは慶應。L今田の強みである繋ぎから、相手のミスが出てブレイクに成功する。その後、慶應は相手の高速コンビに翻弄されるも、OH渡邊に変わりリリーフサーバーで投入されたR緒方の活躍もあり、きっちりとサイドアウトを取り続け13-12となる。ここでリリーフサーバーS久保田を送り出した慶應は貴重なブレイクをし、2点リードとなる。その後もサイドアウト合戦となり、回ってきたOH内田のサーブ。内田の強力なサーブによるサービスエースや、サーブで乱して慶應の高さのあるブロックで囲い込むといった慶應の得意な形に持ち込み、ブレイクを量産し19-15と大きくリードした。その後も、OP入来の強烈なバックアタックや、MB芳賀の高さのあるBクイックなどで点をとり続け、最後は相手のサーブミスで25-17とし、第1セットを先取した。

2セット目
1セット目の勢いのまま2セット目に入りたい慶應だが、相手の粘りからの攻撃と強気なサーブによってブレイクを許してしまい、3-7とされてしまう。ここでタイムアウトをとった慶應は、その後、入来がスパイクを打ち切り良い流れを呼び込む1点を決め、4-7とする。流れを掴んだ慶應は、内田の強烈なサーブで相手を崩したのち渡邊のスパイクで点をとり、そのすぐ後には内田のサービスエースで得点を重ね、7-8まで点数を追い上げる。サイドアウトの取り合いとなった2セット目中盤、慶應は立て続けにミスを重ねてしまい2点差をつけられてしまうが、渡邊のサーブでブレイクし12―12とすぐに同点まで追いついた。サイドアウトの取り合いが続く中、慶應の攻撃が相手のブロックに阻まれブレイクを許すと、14/17と3点差をつけられてしまう。ここで慶應はタイムアウトをとる。その直後、内田の高さのあるスパイクが炸裂した。ここから流れを持っていきたい慶應だが、サイドアウトを切られ続け、流れがないまま終盤に突入する。18−20の場面で渡邊に変わりOH清水がリリーフサーバー兼レシーバーとして投入された。清水のサーブから相手のクイックをブロックした慶應は、得意とするサーブ&ブロックを体現し19-20とする。芳賀のサーブでブレイクした慶應は21-21まで追いつきそれ以降互いに譲らない攻防が繰り広げられた。先に24-23でセットポイントを握った慶應だったが、相手の粘りに敗れ、ブロックやこちらのミスが続き27-29で2セット目を落とした。

3セット目
2セット目の雰囲気とは打って変わって、覇気が伝わってくる掛け声と共に内田のスパイクポイントから始まった第3セット。相手の早い攻撃に苦しむ慶應だったが、ブレイクは許さず序盤からリードした展開で点数を重ねていった。6-4でリードしている慶應、サーブが回ってきたのは内田。内田から放たれたサーブがサービスエースとなり、慶應は一気に流れに乗り12-7で中盤を迎える。13-9の場面で渡邊に変わりリリーフサーバーとして入った緒方のサーブから、最後は内田が決め切りブレイクに成功。慶應はさらに波に乗り、相手のライトスパイクをブロックし15-10とする。16-11の場面では入来の強力なジャンプサーブによってサービスエースをとり、その勢いは止まらず21-13と大きく相手を突き放した。ここで稲井に変わってリリーフサーバーとしてMB松山が投入され、スピードと精度が持ち前のフローターサーブを放ち、相手のミスを誘いブレイクを果たす。慶應は勢いそのままにセットポイントを獲り切り25-15で第3セットを取った。

4セット目
このままの勢いで4セット目を連取したい慶應だが、序盤から両チームともにミスが続き5-7でリードを許すこととなった。徐々に追い上げを見せる慶應は渡邊のスパイクのレシーブがダイレクトで返ってきたのを見逃さず、S山口の素晴らしいセットアップから芳賀がBクイックを決め、8-8に追いついた。その後も一進一退の攻防が続く中、入来のサービスエースが3本連続で炸裂し13-10となり、慶應は一気に波に乗りリードする展開となった。ここでタイムアウトをとった青山学院大学にその後波に乗られ、15-15に追いつかれ慶應も続けてタイムアウトをとった。サイドアウトの取り合いが続く中、2本連続で芳賀のブロックが2本連続で相手の攻撃を阻み、19-17と一気に終盤に突入する。慶應優勢かと思われたが、相手のサービスエースや慶應のミスが続き、19-20と逆転されてしまう。22-24でセットポイントを握られた慶應は、山口のトスから内田が渾身のスパイクを決め23−24としたが、流れを断ち切れず23−25で第4セットを落とした。

5セット目
負けられない慶應は気持ちをリセットし、第5セットに臨んだ。運命の第5セットは、キャプテン渡邊のサービスエースで幕を切った。互いに譲らない展開で始まった序盤、均衡を崩したのは内田の躍動感のあるバックアタックであった。稲井のファインプレーから山口のトスを内田が打ち切り6-5とすると、芳賀のBクイック、入来のライトスパイクが決まり、8-6でコートチェンジを迎える。その後、山口の巧妙なサーブで相手が崩れ得点するも、こちらのミスが続き9-8となる。内田のフェイントでこの流れが切れた慶應はリリーフサーバー緒方を投入。今田のパンケーキレシーブから、最後は入来が打ち切り10-8となった。11-9でリリーフサーバーとして投入された松山はさらにメンバーに活気を与えた。慶應は入来に代えて清水を入れ守備力向上を目指した。14-11、流れは完全に慶應の場面で最後にサーブが回ってきたのは内田。内田から放たれたサーブは4年生の意地が感じられるもので、その強烈なサーブは相手チームを砕きサービスエースで慶應が第5セットを獲った。

よってセットカウント3-2で本塾の勝利。

会場までお越しいただいた皆様、配信をご覧いただいた皆様、応援ありがとうございました。今後ともご声援のほどよろしくお願いいたします。

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