部員からの入部案内

北村 日向子
2025年度法学部法律学科3年
出身校:法政大学第二高等学校
入学方法:Fit入試
バレー部の魅力
体育会というのもあり、部員全員がバレーボールが大好きで、本気で打ち込めることが魅力だと思います。小学生から続けている人や大学に入ってから始めた人まで、誰もが唯一無二のバックグラウンドがあり、技術面から精神面まで学年問わずいつも刺激しあっています。様々な個性を持った部員たちですが、勝利という目標に対しては誰もがひたむきに取り組んでおり、メリハリのある良い雰囲気で練習に励むことができます。
慶應大学・バレーボール部に決めた理由
慶応義塾大学に入学した理由は、学問に関して最も環境が整っていると考えたからです。入学直後は各学部での学習の土台となる基礎を固めるとともに、一般教養として所属学部に囚われない幅広い教養を深めることができます。特に慶応義塾大学はこの一般教養科目が充実しており、志望校選びにおいて魅力に感じた要素の一つでした。
バレーボール部に入部した理由は、大学生時代がバレーボールに本気で取り組める最後のチャンスだと思ったからです。いいプレーが出るとみんなが自分のことのように喜んでいる様子を見て、自分もこの輪に入りたいな、自分も他の人のプレーでも全力で喜べるようになりたいな、と思いました。こんな素敵な雰囲気でバレーボールができるチャンスはそうそうないと考えて入部を決めました。
勉強方法
FIT入試はA方式とB方式に分かれており、両方式同時に受験することも可能です。A方式の二次選考では、教授による50分間の講義を聞いた後、45分の論述試験があります。論述試験では、講義内容の要約と設問への回答を45分で書ききることが非常に難しいため、文章を素早く構築する訓練をすることを強くお勧めします!その後は口頭試問となりますが、論理的に根拠立てて分かりやすく自分オリジナルの意見を述べられるようにしておくとよいと思います。
B方式は簡単に説明すると小論文×2+面接となります。総合考査Ⅰでは具体的な数値を用いて読み取ること、総合考査Ⅱでは抽象的な問いに対して明確な根拠を示して論じることを意識するとよいと思います。また、どちらも400字と少ないため、簡潔かつ的確に伝える文章力も必要です。面接は、慶應義塾の理念への共感や入学後のビジョンなどを話せるようにしておけば、あとは言葉のキャッチボールを楽しみましょう!
受験生にアドバイス
慶応義塾大学がどうしてFIT入試を行っているか、大学側の意図を知ることもいいかもしれません。募集要項に掲載されている「FIT入試に期待する」「『FIT入試(総合型選抜)』の目的と特徴」を熟読して、大学側がどのような学生を求め、期待を寄せているのか一度考えてみると、志望理由書の作成や受験当日の口頭試問、面接に生きてくるかと思います。また、受験当日は事前の提出書類からは分からない受験生本人の能力や人となりが見られます。まずは自分らしく思いの丈を熱意をもって伝えましょう!
受験生に伝えたいこと
FIT入試をはじめ総合型選抜は偏差値のように自分の実力が可視化されるわけでもなく、このままで大丈夫だろうか?と不安になることもあるかと思います。そんな時は自分の今までの努力を評価してみてください!例えば今まで勉強してきたノートを見たり、没になった提出書類の試行錯誤の形跡を見たり、自分の頑張りを褒めてみてください!その努力の分だけ合格に歩みを進めているはずです

朴智民
2022年環境情報学部卒
出身校:The British School in Tokyo
入学方法:推薦入試(自主応募)
バレー部の魅力
As a team sport it already brings in so many advantages such as improving communication, and building strong relationships that become more than friends but family. Personally for me I came into the team with terrible Japanese, but I could get by because I had a member that was able to explain to me in English! I was super scared about the language barrier but now after being in this team for over a year I have more confidence in my Japanese and can communicate better with my team.
チームスポーツとして、コミュニケーションの改善や、友人ではなく家族以上の強い関係の構築など、すでに多くの利点がもたらされています。 個人的にはひどい日本語でチームに入ったのですが、英語で説明してくれるメンバーがいたのでうまくいきました! 言語の壁がとても怖かったのですが、このチームに1年以上在籍した後、日本語に自信が持てるようになり、チームとのコミュニケーションが向上しました。
慶應大学・バレーボール部に決めた理由
Choosing a course that connects my passions with my academic interests, Keio University Faculty of Environmental and Information Studies offers the program that I believe fits my needs in terms of uniqueness and flexibility. This course fulfils my thirst for exploring as well as refining my passion so I can become confident in what I want to pursue in the future. I am delighted to see that there are a range of sports related courses that the Faculty of Environment and Information Studies has to offer.
私の情熱と学問的興味を結びつけるコースを選択することで、慶應義塾大学環境情報学部は、独自性と柔軟性の点で私のニーズに合っていると私が信じるプログラムを提供しています。このコースは、自分の情熱を探求し、洗練することへの渇望を満たし、将来自分が追求したいことに自信を持つことができます。環境情報学部が提供しなければならないスポーツ関連のコースがたくさんあることを嬉しく思います。
勉強方法
I had to submit the examinations I took in middle school and high school called IGCSE, AS, and A-Level. I also had to submit a video of myself giving a self-introduction, why I want to join Keio University and my passion. Along with that, I was required to write several essays on topics on again why I wanted to join Keio University, self-introduction, what I have been able to achieve, future plans if I were to be accepted to Keio, and a topic of my choice that I feel passionate about.
中学・高校で受けたIGCSE、AS、A-Levelの試験を提出しなければなりませんでした。また、慶應義塾大学に入学したい理由と情熱を自己紹介する動画も提出しなければなりませんでした。それに伴い、慶應義塾大学に入学した理由、自己紹介、達成できたこと、慶應義塾大学に入学するための今後の計画、私が情熱を持っていると感じる私の選択。
受験生にアドバイス
The advice I would give to students applying for the GIGA course (Global Information and Governance Academic) at SFC (Shonandai Fujisawa Campus) is to be explicit as to why Keio University is your number one choice, so mention what makes Keio University different from other universities. Also, clearly expressing your passion at whatever it may be is a very key point that they want to see in potential Keio candidates! The GIGA course allows you to have the unique experience of studying a range of courses, so expressing that you are very open to taking various classes to broaden your knowledge is worth mentioning!
SFC(湘南台藤沢キャンパス)のGIGAコース(グローバルインフォメーションアンドガバナンスアカデミック)に応募する学生へのアドバイスは、慶應義塾大学が一番の選択である理由を明確にすることです。大学。また、慶應義塾大学の候補者に見たいと思っているポイントは、どんなことでも自分の情熱をはっきりと表現することです! GIGAコースでは、さまざまなコースを学ぶというユニークな体験ができるので、知識を広げるためにさまざまなクラスを受講することに非常にオープンであることを表現することは言及する価値があります!
受験生に伝えたいこと
The 3 key values I have learned so much since joining this team respect, hard work, and responsibility. It sounds cheesy I know but honestly these values have made me grow up so much, and I have become a better person. I know that because I was able to learn these 3 key values that my life not only after university but for as long as I live will lead me to a more humble and happy life.
このチームに参加して以来、私が多くを学んだ3つの重要な価値観は、尊敬、勤勉、そして責任です。 私が知っている安っぽいように聞こえますが、正直なところ、これらの価値観は私をとても成長させ、私はより良い人になりました。 これらの3つの重要な価値観を学ぶことができたので、大学卒業後だけでなく、私が生きている限り、私の人生はより謙虚で幸せな人生につながることを私は知っています。

小栁 ここ
2025年度看護医療学部2年
出身校:慶應義塾女子高等学校
入学方法:内部進学
バレー部の魅力
体育會バレー部の魅力は、「勝ち」という、スポーツにおいての究極の楽しさをとことん追求しているところです。「勝ち」の追求というのはとても熱くて、真剣で、シンプルなものです。私は今まで様々な環境でバレーボールを経験し、スポーツの「楽しさ」について考えてきましたが、「勝ち」を目指して練習すること、それを試合にぶつけることが何よりの「楽しさ」であると思います。体育會バレー部には、技術を向上できる環境が整っており、日々の練習を共にする仲間とのチームワークは抜群です。バレー部では、毎日チームメイトと共に本気でバレーと向き合った末に掴み取る勝利という、何よりも嬉しい瞬間を味わうことができます!
慶應大学・バレーボール部に決めた理由
私が入部を決めた理由は2つあります。1つ目は、チームメイトです。部活に迎え入れてくださった先輩方の、バレーを全力で楽しんでいる姿はとてもキラキラしていて、その練習の雰囲気に魅了されました。また、体験に参加した際から、様々な境遇を持ちながらも体育會バレー部に対して意気投合する同期に巡り会うことができ、このチームメイトとバレーがしたいと思いました。2つ目は、本気でバレーに取り組める恵まれた環境です。設備の整った環境で、勝利に向けて仲間同士で切磋琢磨し、学生最後のバレーボールに全力で挑みたいと思いました。
受験生に伝えたいこと
(「女子高生に伝えたいこと」に項目を変更します。)私は、将来の目標に向かって大学で学業にも本気で取り組みたいと考えていたので、入部することに不安や迷いがありました。しかし、今では後悔などまったくなく、入部してよかったと心から思っています。バレー部で過ごす毎日はとても充実しています。練習では、自分の課題やチームの課題に向き合い、日々頭を使いながら大好きなバレーボールに全力で打ち込むことができます。練習以外でも部活動のつながりは強固で、先輩には学業においても助けをもらい、同期とは家族以上に一緒にいる時間を過ごし、兄弟のように仲良く楽しい関係です。そんな仲間と大学の4年間、好きなことにとことん打ち込む場所はほかにはありません。少しでもバレー部に、バレーボールに興味がある子は気軽に練習に来てください!皆さんの入部をお待ちしています!

富村 美祐
2025年商学部卒
出身校:東京都立国際高等学校
入学方法:指定校推薦
バレー部の魅力
2点あり、1点目は誰にでも成長機会があることだと思います。
私は初心者かつ1年生11月から遅れての入部でしたが、学年問わず部員みんなが1から教えてくれます。体育会という組織にハードルの高さを感じている方も多いと思いますが、周りの優しいサポートを受けながら集中して取り組める環境が整っているので、全く心配しなくて大丈夫です。バレーボールを続けてきた方にはもちろん、新しいことを始めたいという方にも素晴らしい環境だと思います!
2点目は慶應義塾大学の良さをたくさん感じることができる点です。
三田バレーボール祭では慶應一貫校とのつながりが感じられ、伝統である早慶バレーボール定期戦は毎年その規模の大きさに圧倒されます。また、私は現在三田キャンパス所属ですが、日吉で練習を行なっているため、それぞれのキャンパスの良さを体感することができるのも魅力だと思います。体育会に入部していなければ経験することができなかったことが数多くあり、今は入部を決意して本当に良かったと思っています。
慶應大学・バレーボール部に決めた理由
高校3年生の時にまだ自分が専攻したい学問が定まっていなかったので、経済や経営など幅広い選択肢がある商学部を考えるようになりました。その中でも、商学系の科目だけではなく、一般教養の科目も充実していた慶應義塾大学を志望しました。
自分にとって大学生活の軸となるようなことがしたいと思い、体育会への入部を考えるようになりました。大学までは個人競技を行なっており、新しくチームスポーツを経験したいという思いからバレーボール部に魅力を感じました。
実際に見学させてもらった時に部員の方々がとても優しく、雰囲気に惹かれて入部を決めました!
勉強方法
私は指定校推薦で合格をいただいたのですが、他の人が勉強していない時間帯にどれだけ追い込めるかということを意識していました。
受験生時代はこれまで夜型だったのを朝型にできるよう意識したり、電車の移動時間は必ず単語帳を開いたり、学校の昼休みは友達と図書館で勉強したりなど小さな積み重ねが結果に繋がったと思います!
指定校推薦を考えている方は、推薦のことばかりを考えてしまうと夏休みあたりで燃え尽きてしまうと思うので、きちんと一般受験のことを視野に入れながらペースを切らさないように勉強を継続することが大切だと感じます。
一般対策をしていた夏休みまでは、とにかく日々量をこなすことで自分に自信をつけていました。
受験生にアドバイス
受験はとても長期戦で大変なこともたくさんあると思いますが、志望校に合格する自分を想像して頑張ってください!
一緒に頑張れる友達や、なんでも話せて頼れる人を作ることが大切だと思います。
疲れたりやる気が落ちてきたりしてしまうことがたくさんあると思いますが、私はオープンキャンパスへ行ったり、志望校のパンフレットを読み直したりすることでモチベーションを維持できるようにしていました。応援しています!
受験生に伝えたいこと
指定校推薦は単願のため、自分が大学で何をしたいのか、本当にその大学でいいのかよく考えながら志望校を決定することが大切だと思います。
学校の日々の勉強は、一般入試においても重要な基盤になると思うので、後悔がないように1日1日を大切に頑張ってください!頑張った分だけ自信になるし、結果がついてくると思います。
慶應義塾大学で皆さんと一緒にバレーボールをできることを心待ちにしています!

渡辺咲理奈
2025年度商学部2年
出身校: 都立国立高校
入学方法:一般入試
バレーボール部の魅力
バレー部の一番の魅力は、同じくバレーボールに本気で取り組みたい仲間たちと、週に5日も練習できることだと思います。私は大学からバレーボールを始めて、まだ半年ほどしか経っていませんが、毎日とても充実した環境で練習に励んでいます。入部当初から、同期や先輩方、コーチ、OGの方々が丁寧に教えてくださり、おかげで少しずつ成長を実感できるようになってきました。経験者の方はもちろん、私のような初心者にとっても、バレーボールという素晴らしい競技に本気で取り組むための理想的な環境だと思います!
入学・入部理由
私が慶應大学を受験することを決めた理由は、正直に言うと軽い理由かもしれませんが、日本のトップの私立大学だと思ったからです。どうせ目指すならレベルの高い大学を目指したいという気持ちがあり、その中でも慶應大学には抜群の知名度と憧れを感じ、志望しました。また、国内でも屈指の歴史を持つ大学であることから、古くから続く関係性による国際交流が盛んなことや、縦・横・斜めにわたるネットワークの強さに魅力を感じ、受験を決めました。
大学入学後、最後の学生生活だからこそ、本気で一つのスポーツに取り組みたいと思い、体育会への入部を考えました。中学・高校ではバスケットボール部に所属していましたが、大学では新しい挑戦をしたいという思いから、バレーボール部に入部することを決意しました。
勉強方法
商学部の一般入試にはA方式とB方式の2つがあり、A方式では数学、B方式では社会科で受験が可能です。自分の得意科目に合わせて方式を選べますが、商学部の学問的性質上、入学後に数学を使うことが多いため、数学受験の方が募集人数も多くなっています。もし数学に少しでも自信があるなら、数学受験をおすすめします!勉強方法としては、早めに基礎を固め、過去問を解きながら本番に慣れていくことが重要です。また、商学部の入試では英語の配点が最も高いので、速読と精読の両方に慣れておくと良いと思います。
受験生へのアドバイス
一番大事なのは健康を維持することだと思います。特に睡眠をしっかりとること、栄養バランスの取れた食事を摂ることは、効率的に学習することにつながります。私自身、ご飯を食べる時だけは家族とおしゃべりして息抜きをし、リラックスしていました。心の余裕があると集中力も持続します。また、行きたい大学についてよく調べることで、具体的な目標ができ、モチベーションも上がります。
受験生に伝えたいこと
受験期は長く感じるかもしれませんが、その後の大学生活を考えれば自分の勉強に後悔がないのが大事だと思います。受験で頑張った経験は将来絶対に生きてくると思うので頑張ってください!

上間 優凜
2025年度総合政策学部2年
出身校:興南高校
入学方法:AO入試
バレーボール部の魅力
私が考えるバレーボール部の魅力は、ボールを最後まで追い続ける強い執念とチームで一つの目標に向かい続ける団結力です。バレーボールはボールを落としたら負けという分かりやすくも容易ではないルールの下に成り立っています。床につくまでの1ミリにまで執着しボールを繋ぎ続ける必要があり、これはどんなことにおいても通じていて執着し粘り強く最後まで諦めない姿勢は周りにも良い影響を与えることができるのです。また、バレーボールはチームで目標を定め、そこに向かって全員で勝ちに行くスポーツなので団結力やコミュニケーション能力も高めることができます。普段からチームメイトの意見を聞き自分の思っていることを伝えたり、些細な言葉や表情からチームメイトの変化に気づくことでチームに必要なところやあるべき姿を全員で考えていくことができます。このように仲間と協力しながら一つの目標に向かって力を合わせることはこの先社会に出ても最大限活かせると思います。時には弱さも見せ合い、仲間と団結することで全員で目標達成に向かい走り続けることができるバレーボール部は唯一無二の魅力的な環境であるとともに、このような環境にいることができてとても感謝しています。
慶應大学・バレーボール部に決めた理由
私が慶應SFCを受験しようと思った理由は、高校生の時に研究していたことが分野の垣根を超えたテーマだったため、分野横断的に学ぶことができるのはSFCしかないと思ったからです。また、AIや先端技術に関しての研究がとても発達しており、最新の技術や機器などの設備が整っている点も魅力的に感じました。さらに研究会も大学一年生から所属できることも珍しく、自分の興味分野を深掘りできるにはもってこいの学部だと思います。SFCは他の学部の授業を取れることはもちろんですが、独自の授業が分野の掛け合わせの場合も多く実践的です。例えば、教育格差の問題をお金の視点から切り込んだ教育経済論や音楽の起源や発展を人間の脳から考える音楽と脳という授業など、テーマの掛け合わせを大事にしている教授が多いと思います。そのような教授のもとで自分の研究テーマを早い段階から深掘りしながら最新の設備を活用してアプリ開発や起業など、自分一人ではハードルが高いと思っていたことにも挑戦することができます。ですがそれだけでなく、SFCの学生の中には自分が何を研究すればいいのか分からない悩みも解決することもできます。心理学や法学、言語学など様々な幅広いジャンルの授業が開講されているため、自分の興味がある授業を文理の垣根なく履修することができるので、自分の興味関心を知るにもとても適した学部だと感じます。
バレーボール部の入部理由は、最後の学生生活でスポーツに全力で打ち込みたいと思ったからです。私は中学と高校1年生の終わりまでバレーボールをしていたのですが、受験を理由に退部しました。そして大学に入りいくつかの体育会部活の体験に足を運んだのですが、バレーボール部の活気溢れる練習風景を目の当たりにし、もう一度バレーボールと本気で向き合いたいと強く思い入部を決めました。
勉強方法
私はAO入試で受験をしました。この受験方式では志望理由書や活動報告書などの書類選考と教授3人と学生一人で30分間行われる面接があります。書類選考では具体的に、学校の先生などによる志願者評価、高校時代の活動報告の他に、志望理由書、自己アピール書類、任意提出書類の準備が必要です。私は沖縄県の苦しんでいる子どもたちに焦点を当てて研究していて、高校2年生の時にマイプロジェクトアワードという探求活動の大会で全国賞を獲得し、そこから本格的に教材の開発や政策提言、ボランティア活動などを行なってきました。高校生活と両立しながら専門家と議論を交わしたり、論文を作成したり、教材開発を行うことは容易ではありませんでした。ですが難易度別で目標を立て、達成するためのスケジュールを管理しやるべきことを後回しをしないということを徹底すると、倍率が高くても合格への道は開けると思います。また、志願評価で必要な学校の成績や生活態度には特に力を入れていました。
AO入試は一般入試とは異なる評価で合否が決まるため、AO入試に合った対策を行なっていく必要があります。大学や学部と自分がマッチし、「この人にはぜひ慶應SFCで学んでほしい」と教授に思わせることが合格への鍵となります。私のように探求テーマを一つに絞り、そのテーマをとことん突き詰めていくための活動を行う人もいますが、海外経験やスポーツ実績、優れた成績など幅広い切り口から受験に挑む人もいます。高校時代までに自分が何をしてきたのか、そこから何を学び考えたのか、そしてそれまでの経験をもとに大学や将来どのような経験をし社会にどう貢献していきたいかを考えることが大切だと思います。受験を考えている高校生の皆さんには、何か少しでも自分の興味関心があるものに触れ、行動を起こしてまずはやってみると新しい世界が見えてくると思います。
受験生へのアドバイス
個人的な見解にはなりますが、どの受験方法を選ぶにせよ、高校での成績は大切になります。高校内でのテストや先生とのコミュニケーションを意識的に頑張っていれば、志願者評価も問題なくクリアできるはずです。また、志望理由書や任意提出書類でも記述し、面接でも話すための材料としての活動は欠かせません。
おそらくAO入試で苦労する上、最も重要視されるのが志望理由書と自己アピール書類です。志望理由書には大きく4つのことが書けると思います。これら一つ一つを考えてみて、言葉にするのが難しいと感じたら、まずはアイディアを絞り出すまで紙に書き、もう出てこないとなったら、人に話してさらに頭の奥底に眠っているアイディアや、自分が気付けていなかった視点を得てみてください。
①自分が何に興味があるのか、または自分が問題だと感じていること
②その興味や問題に対して自分が行ってきたこと
③大学に入ってから探求したい研究テーマ、どのような状況を目指したいのか
④なぜSFCでなければいけないのか
志望理由書の執筆の段階になったら、「私のことを何も知らない人が読んでもわかるか」「飽きないか」を意識して書き進めてみてください。志望理由書は自慢話ではなく、「私はこんなことをしてきたからこそ、こう考えて、さらにこういうふうに今後繋がると思う!それを叶えるのがSFCの環境なんです!」という見えない教授方に対する論理的な説得の場だと思います。そのような意識があると、より魅力的な文章が書けると思います。自己アピール書類も同様に、A4二枚を文字でいっぱいにするのではなく、見る人の視点に立って作ることが大切です。自己アピール書類では、スペースが限られているため、自分ができる最大限、簡潔に、無駄なく、一瞬見ただけで何が伝えたいかわかるように資料を作ると良いと思います。
なぜSFCでなければいけないのか、という問いはなかなか難しいと思います。この打開策として毎年開催される、オープンキャンパスやSFCの雰囲気を感じられる七夕祭などに足を運んで教授や学部生とお話ししてみると良いと思います。
受験生へ伝えたいこと
AO入試は点数がはっきり出ることはなく、模試もないため今の自分がどれだけの完成度であるか知ることができません。そのため不安になって挫けそうになる日も、AO入試をやめようと思ってしまう日もくるかもしれません。途中で自分が本当にやりたかったことを見失うこともあるかもしれませんが、これまで頑張ってきた活動やその活動を応援してくれた人のことを思い出してみてください!
SFCは二次試験が面接のみかつ時間が長いので志望理由の暗記ではなく、自分の言葉で想いを込めることが大切です。結局は教授とのコミュニケーションなので、笑顔で相槌を打つこと、この子と話してて楽しいな、一緒に学びたいなと思わせることがポイントです。
対策だけをしていたら逃げ出したくなる時も泣いてしまう時もいっぱいあると思います。でも不安になるということは、それだけ自分の目標が大きくて偉大だってことなんです。だから、不安になっていることさえも誇りに思ってください。自分のこともたくさん認めて褒めてあげつつ、できることを一つ一つこなしていきましょう。そして時にはリフレッシュもしながら、体調には十分気をつけてください。皆さんがやりきったなと思える受験準備ができるよう、応援しています!
最後に、バレー部では部員一同皆様の入部を心よりお待ちしておりますので、入学が決まった際はぜひいらしてください!