FOR HIGH SCHOOL BOYS

高校生の皆様へ(男子)

部員からの入部案内

鍬塚凛

商学部2年
出身校:刈谷高等学校
入学方法:一般入試

バレー部の魅力

バレー部の魅力は、部員に与えられる裁量権が大きいことです。日頃の練習メニューは部員が組み、監督が練習に介入することは多くありません。そのため、自分自身で今求められていること、すべきことを考え能動的に行動する必要があります。そういった自主性が常に求められるバレー部は、自立した精神を養うこと、そしてバレーボールに対する考えを深める上で最高の環境で、楽ではないが楽しい4年間を過ごすことができます。

慶應大学・バレーボール部に決めた理由

私が慶應義塾体育会バレーボール部に入部した理由は、いくらでも楽な道を選ぶことができる大学生活において、決して楽な道に甘んじるのではなく、志の高い仲間が集まる塾バレー部で、自身を心身共に鍛え続けたいと考えていたからです。また、自分自身バレーボールの技術は拙いながらも、高いレベルのバレーボールに常に憧れを持っていたため、どんな形でも部に携わりたいという強い思いがありました。

勉強方法

学部問わず、一般入試の合否を分けるのは英語となります。一朝一夕で伸びる科目ではないため、いかに早い段階で基礎的な語彙を固め、多くの長文問題に触れられるかが重要です。まずは精読、続いて速読が出来るように演習を重ねるといいと思います。

受験生にアドバイス

皆さんもご存知かと思いますが、文系学部の中でも経済学部と商学部では数学を利用した受験が可能です。数学というと受験生の皆さんは敬遠しがちかもしれませんが、数学利用受験はその他に比べて定員が多く、倍率が下がりやすいため、実はそこが合格への近道なのではないかと自分は考えています。極度に数学に苦手意識を持つ人でないのならば、数学を使った受験を是非ご一考下さい。

受験生に伝えたいこと

この案内を読んでいる受験生の皆さんは、遅かれ早かれ苦しい時期を経験するでしょう。しかし、どうかそこで安易に志望校を下げてしまったり、諦める言い訳を探そうとしないで下さい。大学受験は人生のかかったものであるからこそ、後悔も一生物となります。皆さんが最後まで、自身が一番行きたい大学に向けて全身全霊を注ぎ、合格を勝ち取ることを祈っています。

平山一之心

商学部2年
出身校:甲南高等学校
入学方法:指定校推薦

バレー部の魅力

練習に対する真摯な態度、風通しのよさ、縦横の関係の強さなど、慶應義塾体育会バレーボール部の魅力は例を挙げればきりがありません。その中でも私が最も魅力を感じる部分は伝統・礼節を重んじることです。塾バレー部は卒業生をはじめとした様々な方々のご支援の基に成り立っており、100年近い歴史を持つ部活です。我々現役部員はこの歴史・伝統を絶やさない、絶やしてはいけない、という信念を掲げ、日々練習に取り組んでいます。私は試合で好成績を収めることだけが、歴史の継承ではないと考えています。日常生活の態度、身だしなみや礼節など、100年近く存続する部の一員としての気品、慶應義塾を代表する体育会生としての誇りを常に胸に刻むことが、歴史の継承に繋がると考えております。現役部員はみなこの心意気を持ち、日々の練習に励んでおります。

慶應大学・バレーボール部に決めた理由

私は指定校推薦で慶應義塾大学に進学しました。自分が塾生として濃密な4年間を過ごしていることを想像しながら高校3年間必死に勉強し、結果として指定校推薦の一枠を勝ち取りました。その3年間、私の原動力となったのは慶應義塾大学に対する憧れでした。高校時代の私はまさに「井の中の蛙大海を知らず」のような状態でした。そのため、都心にあり世界的にも名高い慶應義塾大学に漠然とした憧れを抱いておりました。
バレーボール部に入部を決めた理由は2つあります。1つ目は、大学生活とは必死になってスポーツをすることができる最後の4年間だからです。高校時代の恩師に、「4年間で何かひとつの事を成し遂げろ」とアドバイスをいただき、人生最後の学生時代をバレーボールに捧げようと決意いたしました。
2つ目は、高いレベルでのバレーボールに憧れを抱いていたからです。私は中学からバレーボールを始めました。中学・高校と大会で輝かしい成績を収めることは出来ず、毎回悔し思いをしていました。高校3年時の引退前の試合で県ベスト16に入り、部員と喜んだのを覚えています。当時の私は全国大会で活躍する選手の動画をずっと見ていました。その時は技術を吸収するために見ていましたが、今思えば、高校のトップで活躍する選手に憧れていたのだと思います。進学が決まったのは塾バレー部が関東一部に復帰したタイミングで、自身の決意と高校時代の憧れが組み合わさり塾バレー部への入部を決意いたしました。

勉強方法

まず、指定校推薦では学校の成績が重要になってきます。そのため毎日の復習が何よりも重要です。実用的なアドバイスとしては、休み時間に課題をしましょう。そして放課後に分からなかった箇所を先生に質問し、その日中に解決しましょう。寝るときにはその日に学習した内容を一度整理し、理解漏れがないか確認しましょう。

受験生にアドバイス

夢から逃げず、自分を信じて突き進め。

受験生に伝えたいこと

指定校推薦で入学するとなると、一般入試の学生との知識の差に怖気づいてしまいがちですが、そんなことは気にしないでください。指定校推薦のメリットは、他の受験方式よりも早く合否結果が出るため、自分がしたい勉強に時間を割けることです。実際、私はその時間を英語の資格取得にあて、その経験はその後の大学生活にも優位に影響しています。皆さんも自分のために時間を使ってください。がんばれ受験生。

大槻晟己

大槻 晟己

総合政策学部4年
出身校:清風高等学校
入学方法:AO入試

バレー部の魅力

バレー部の魅力はチームの脳が学生と監督のどちらにもあることです。その一例として、練習メニューは選手が自分たちで決定しています。自分たちでチームの課題点などから強化が必要なポイントを洗い出し、練習に反映し、反省する。それを繰り返していくのはとても充実感のあるものです。本当の意味で自主的に選手が練習を構築しているという実感があり、高いモチベーションで活動することができます。
また、メンタルトレーニングにもチーム全体で取り組んでいたり、個々人で筋力トレーニングもしていたりと、競技力向上のために様々な工夫を行なっています。さらに、英会話の習得などバレーボール以外においても自己研鑽に取り組んでいる部員がたくさん在籍しており、刺激をもらうことができます。

慶應大学・バレーボール部に決めた理由

私が慶應大学のバレーボール部への入部を決めた理由は、高いレベルで文武両道が実現されていることです。自分が学生としての身分を終えた時、バレーボールだけをして生きてきた人間として社会に出るのか、それともバレーボールも学業も頑張ってきた人間として社会に出るのとでは大きな違いが生まれると考えたからです。
もちろんこの二つを頑張ったら完璧な人間になれるというわけではありませんが、少なくとも自分を高めていくことに関して複数の手段を持っていることは必ず自分にとって良い影響を与えると考えました。
他にも自主的な活動に魅力を感じたのも理由ですが、上の項目と重複する部分がほとんどなので割愛させていただきます。

勉強方法

AO入試を終えた時、自分の人間性や知識量、熱意、行動力、これまでの経験など、本当に隅々まで見られたように感じました。つまり、志望理由、語った将来像、今の想い、どこかに嘘があれば見破られるでしょう。そのため、入試に向けて作成する資料には必ず自分の本当の想いを表現し、本物の熱意を大学側に伝える必要があります。
まず、提出する資料は過度な誇張や脚色は避けつつも、自分の熱意を汲み取ってもらえるように丁寧に磨き上げる必要があります。なぜSFCに入りたいのか、そのために何をしてきたのか、自分がどんな人間なのか、どんな魅力を持っているのかを余すことなく伝え切る努力をしましょう。
そしてコロナの影響で受験の形式が変わっているかもしれませんが、面接があるのなら提出した資料をどこから突かれても明確に答えられるように準備をしなければなりません。
私が実際に面接の準備をするときに心掛けていたのは、自分のテーマの二回り外の話題までの知識を網羅しておくということです。イメージになってしまいますが、例えば家系図において自分をテーマの内容だと仮定すると父母(一回り外の話題)の情報について答えられるのは当たり前、祖父祖母叔父叔母(二周り外の話題)の情報まで把握しているという状態になって初めてSFCの面接の土俵に立ったと思った方が良いでしょう。

受験生にアドバイス

一つ前の項目で書いた通り、SFCの面接は30分と他学部や他大学の面接と比べかなり長いため、自分のテーマに関連した分野についてかなりの知識量がないとすぐに詰まってしまいます。これについては関連分野の本を読んだり、ニュースをチェックしたりするなど地道な努力が必要になります。
一方で、自分の熱意やテーマ、考え、感情についてはかなり鮮明にしておかないと、知識だけの頭でっかちになってしまい、結局何をしたいか聞かれたときにうまく答えることができなくなってしまいます。なぜSFCに入りたいのか、何がきっかけでそのテーマに関心を持ったのか、自分の中のぼんやりしたものをはっきりと言語化できるようにしないといけません。
しかし、このとき特定の文脈で覚えるようなことはしないようにしてください。SFCの面接はアナウンサーの就職面接ではありませんから、綺麗な正しい日本語で流暢に話す必要はないのです。多少言葉に詰まっても構いません。それよりも聞かれたことに対して、自分の心を覗きながら話せばどんなことでも答えられる、という状態にしておきましょう。

受験生に伝えたいこと

SFCのAO入試は厳しく、一筋縄で合格することはできませんが、自分を大きく成長させてくれる入試だと思っています。私も準備をする過程で、自分の中の新たな自分を発見したり、深く自分を知ることができたり、またこれまで知らなかった社会の問題について理解を深めることができたりと、とても充実した時間を過ごすことができました。
もし、受験しようか迷っている受験生の人がいれば、チャレンジすることをお勧めします。そして受験を決めた人は、自分を信じてやり切ってください。応援しています。

島田航希

島田 航希

経済学部4年
出身校:慶應義塾高等学校
入学方法:内部進学

バレー部の魅力

大学バレーボール部の魅力は多様性があり、それらを尊重していることです。推薦で入学した人、一般入試で入学した人それぞれいる中で違う考え方や価値観を持った仲間と刺激し合いながら楽しく、そして勝つという共通する目標に向かって頑張っています。
みんながお互いを受け入れ、尊重することができることはバレー部の強みであります。もともとは部員同士赤の他人という立場ですが、試合に勝つとか、上手くなるとか、各々の目的に向かって頑張る過程で、濃い人間関係を作ることができる部です。
また、プレーヤー以外にもマネージャー、トレーナー、アナリストなど活躍できる色々なフィールドが用意されていることも大学のバレーボール部の魅力です。比較的少人数の学生が自主的に運営を担っている分、一人一人に責任や役割があり、それを自分で考える機会が沢山あります。
これまでの経験、実績関係なく話を聞き入れてもらえる環境が整っているため、萎縮することなく安心して自分の意見を述べることができます。今年の目標でもありましたが、正にアットホームな雰囲気です。

慶應大学・バレーボール部に決めた理由

私は小学校3年生にバレーボールを始め、その頃から夢見ていた春の高校バレーに出場するという目標がありました。そのためにはある程度バレーボールをする環境が整っている高校に進学する必要がありましたし、さらに自分のモットーである文武両道を最高峰の質で体現する慶應義塾高等学校に進学することを決めました。
大学バレーボール部に入部を決めた理由は、まず何事もレベルが高い環境で頑張りたかったことが前提で、また、大学の特色である様々なバックグラウンドを持った人たちと一緒にプレーすることができる環境に興味を持ったからという理由もあります。そして何より私が最も好きなバレーボールという競技で日本一を取りたかったからです。
皆が同じ「勝つ」という方向を向いているこの組織は私が入部する動機には十分であります。

受験生に伝えたいこと

名門校出身でなくても、バレーにブランクがあっても、一人ひとりが輝けるバレーボール部だと思います。『部活』だからこそ経験できる楽しさがあり、人としてすごく成長できる場所です。
慶應義塾大学は優秀な学生、面白い学生など多様性に溢れています。大学でもバレーボールを続けたい、もしくは携わりたいと意欲のある高校生のみなさん、慶應義塾大学の入口はそれで構いません。バレーボールをしたいけど、体育会はレベルが高いのではないかと不安に思う方もいるかもしれませんが自分の努力次第では充分に活躍できるチャンスはあります。入部を迷っている内部生の方々は現状大学に在籍しているOBに気軽に相談しても構いません。もし、入部した際には選手としてでもスタッフとしてでも大学バレーボール部は暖かく迎え入れます。

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