朝夕の涼しく心地よい風に、秋の訪れを感じる時期となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
商学部4年の井辺朝子です。
本来であれば、昨日秋季リーグ初戦が行われているはずでしたが、事情により延期する運びとなりました。日頃よりご支援いただいている皆様には、ご迷惑をお掛けすることとなり申し訳ございませんが、開幕試合となる、10月1日(日)の東京学芸大学戦まで今しばらくお待ちいただきたく存じます。
先日、私はパリ五輪予選 ワールドカップバレー 日本vsプエルトリコの試合を現地で観戦することができました。国立代々木体育館に足を運ぶことも、日本代表の試合を生で観ることも初めてでしたので、技術面の学びを得るより先に、ひたすら興奮したのを覚えております。会場の熱気や一体感に包まれ、バレーボールの持つ魅力を体感して、やっぱり自分はこれがすきだ!と改めて気付かされました。
同時に、このとき私はひっそりと、去る7月1日に行われた早慶戦を思い出しておりました。私が言うのもおこがましいのですが、あの早慶戦が皆様にとって、心が動かされる出来事として刻まれていましたら、これ以上ないほど幸せに思います。
実は、試合が始まるまで、私はある懸念を抱いておりました。それは、開催国である日本とプエルトリコの間では、応援に差が生まれてしまうのではないかというものです。つまり、現地観戦している人のほとんどが日本側のサポーターであるために、声援や盛り上がりがワンサイドになってしまうのではと考えておりました。
しかし、いざ試合が始まると、私の不安は一瞬で払拭されることになります。テレビの前やもしかしたら当日同じ会場で試合を見られていた方もいらっしゃるかと思いますので、今更言うまでもないかもしれませんが、どちらの国が得点しようと、同じように歓声が響き渡っておりました。そして私自身、自分の所属など思い出される間もなく、目の前で繰り広げられる熱いプレーに、自然とバルーンを叩いておりました。声援の中には得点した選手やチームを讃える意味と、一方で得点された側を鼓舞するどちらの意味も含まれていると考えますが、どちらにせよ、敵味方関係なく皆が心のままに行動していたのではないでしょうか。応援するという行為は、国境をも越えるのだと、一体となった会場の雰囲気に諭されたとともに、”応援”の持つ底知れぬ力を垣間見たように思いました。
この“応援”というキーワードは、私が慶應義塾大学で体育会バレーボール部に入部するきっかけとなった経験と結びついているのですが、少々長くなってしまいますので、この話はまた今度、機会がありましたら綴らせていただこうと思います。
長らくお待たせしておりますが、いよいよ最後の秋季リーグ戦開幕まで残すところ1週間となりました。悔しい気持ちはもう十分すぎるほどに味わいました。今リーグで必ずや3部昇格を果たし、最後は笑って終われるよう全力で戦ってまいります。
皆様、今後とも私たち塾バレー部に変わらぬご声援のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
季節の変わり目ですので、体調を崩されませんようお気を付けてお過ごしくださいませ。
長文、乱文失礼いたしました。