男子

最後

商学部卒業生  三ツ井 梨々香

平素よりお世話になっております。商学部4年の三ッ井梨々香です。
30度を超える夏らしい天気が続き、高温多湿の日々に飽き飽きしておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて本日は、春季リーグ戦で話題となった立川(商4)の名言についてお話させていただきます。彼は日本大学との最終戦にて、「4年生、最後の春リーグだよ、みんなで勝って終わろう」とアナリスト席から大きな声援を送っていました。「ビデオに全部声が入ってた…」と我に返って恥ずかしがるほど熱を持ってチームを鼓舞する彼の姿は、試合を観戦してくださった皆様の目にも映ったことでしょう。しかし私自身、この言葉を聞くまでは、最後という実感が全くありませんでした。これが2回目の春季リーグ戦だったからなのか、心の中でまだ認めていなかったのか。理由は定かではないものの、これを聞いてハッとしたのは事実です。だからこそ、先日終えた最後の早慶戦はこれまでとはまた違う気持ちで挑み、最上級生ならではの目線で臨むことが出来たと考えています。

コロナ禍真っ只中で始まった大学生活でしたが、これによる影響は、今日までの早慶戦にも強く表れています。
1年次は12月に男女別で開催され、先輩方の引退試合となりました。保護者も含めて無観客で実施された初めての早慶戦は、静かな雰囲気で行われた記憶です。同じく冬に行われた2年次の早慶戦は、保護者やOBOGの先輩方が足を運んでくださりました。声出しは引き続き禁止だったものの、スティックバルーンによる応援で盛り上げてくれました。ようやく男女による開催が叶った3年次は、3000人を超える観客の皆様が応援に駆けつけ、早慶戦とは何か、を応援団と共に体現してくれました。7月末の雲ひとつない真夏日に大汗をかいたのも、今となっては良い思い出です。そして最後となった今年の早慶戦は、昨年以上の大盛り上がりとなりました。1年かけて準備を重ね続けてくれたマネージャー陣や山木(文2)、女子チームや早稲田大学の皆さん、そしてお力添えくださった先輩方のおかげで、滞りなく当日運営を担うことが出来ました。マスクの着用も不要となり、声を出しての応援も可能。コロナ禍以前の雰囲気に戻った早慶戦を最後に経験することができ、これまで以上に楽しく終えられたのと同時に、もう現役として参加できないことに寂しさを感じています。

あの日以来、立川の言う「最後」を痛感する日々ですが、気づけば最後の1年もとっくに折り返しを迎えています。1週間のオフを終えた本塾バレー部は、期末試験期間にこそ入りますが、2ヶ月後の秋季リーグ戦で目標を達成するための鍛錬期間にも入ります。バレーボールに集中できる夏休みにもっともっと選手の体を大きくする、という自身の目標のためにも、引き続き邁進していきたいと思います。全てに最後がつく4年生ですが、1日1日を大切に、チームの勝利のために最後まで尽力してまいります。

室内外の温度差による体調不良には、くれぐれもご自愛ください。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

乱文失礼いたしました。

“最後” への1件のコメント

  1. さおり より:

    涙出ました。
    四年生の最後を全力で応援します!

コメントはこちらから

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このページをシェアする

当サイトは、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。
推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。
セキュリティを向上させるため、またウェブサイトを快適に閲覧するため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。
このままご覧いただく方は、「閉じる」ボタンをクリックしてください。

閉じる