日頃よりお世話になっております。
4月より法学部法律学科2年になります、アナリストを務めております一木脩平です。うららかな春の日差しが心地よい季節となり、記念館前には新入生が家族と記念写真を撮る姿が見られるようになってきました。私は先日同期のみんなと目黒川に花見をしに行きました。満開の桜に感動すると同時に入学からもう1年経ったのかとどこかもの悲しさを覚えました。皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、今回は心に残っているある先輩の言葉について述べさせていただきます。
「常に最悪の事態を想定する」
この言葉はアナリストの師である田鹿陽大先輩(法2)が高校時代に私に伝えてくださったものです。当の本人はきっと覚えていないと思いますが、この一言は高校時代から今に至るまで、私の生き方に強く影響をもたらしています。
当時の私は、この言葉を「どんなことが起こっても想定していたことよりマシだ」という意味の言葉であると、そのままに捉えていました。きっとこの文章を読んでいる皆様の中にもそのように受け取った方がいるかもしれません。また「常に最悪の事態を想定する」という言葉は、塾バレー部メンタルトレーナー辻先生のメンタルトレーニングで扱っているライフスキル「今に生きる」とは一見そぐわない考え方のようにも思えます。しかしこの言葉こそ「今に生きる」ために必要な術だと私は考えます。
バレーボールは想定外の連続です。「このスパイカーはこのコースに打ってこないはずだったのに」、「この選手はフローターサーブのはずがジャンプサーブを打ってきた」など例を挙げるときりがありません。このような予期せぬプレーは少なからず動揺を生み、その小さな綻びから敗戦へと繋がってしまうことは容易に想像できます。
そこで事前に予想されうる最悪のケースまで考慮することで、選手が想定外のプレーに対してマインドをリセットし、目の前のプレーに集中することができるはずです。その手助けとなる考え方こそが「常に最悪の事態を想定する」ことなのではないでしょうか。
言い換えれば、最悪の事態を想定することは「今に生きる」ための準備です。
春リーグ開幕まで残り1週間となり、初日に行われる中央大学戦に向けてチームも盛り上がってきています。またアナリストも中央大学の分析や対策に追われ、大変ではありますが毎日の作業にやりがいを感じています。まずはチームが春リーグ初戦を勝利で飾ることができるよう私自身まだまだ未熟なアナリストですが「常に最悪の事態を想定」し励んでまいります。
何卒ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
乱文失礼いたしました。