男子

おもいもよらないを見過ごさない

商学部卒業生  今田 敏貴

平素よりお世話になっております。商学部3年、主務の今田敏貴です。
日中の気温が上がり始め、家を出る時の服装が次第に軽くなっていく季節となりました。
私は花粉症で目鼻がむずむずしている点、就活が本格的に始まっている点を踏まえると、気持ちの部分では軽くなっているとは言えませんね。
残り少ない貴重な体育会生活を、焦燥感と充実感に浸りながら楽しく過ごしております。
皆様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。

今回は、最近の塾バレー部の近況報告を混ぜながら、「おもいもよらない出来事を見過ごさない為に」をテーマに、自分の決意を共有して終わろうと思います。

皆様は「おもいもよらない」出来事が何かのきっかけになった経験はありますでしょうか。
就活をしていると「計画的偶発性」という言葉を良く耳にします。それは、心理学者のジョン・D・クランボルツ教授によって 1999 年に発表された「タ ーニングポイントの8割が予想しない偶然の出来事によるものだという」キ ャリア理論です。目的意識に固執せず、目の前の事象に集中すると、新たな発見をする場合があるということです。チームがメンタルトレーニングで取り組んでいる「今ここ自分」に集中する「フローマインド」との共通点もありますね。

例えが難しいですが、私の場合だと春高出場時に行なった、応援指導部との連携や会場の盛り上がりを見た時に、「様々な人を巻き込んでチームの夢を応援する」事への魅力に気づいた事でしょうか。最初はただ漠然とやらされてる感があったのですが、この魅力に気付いてからは驚くほど力が入りました。

この春高での経験は大きなターニングポイントの例ですが、些細な事からも新たな気づきを得る事が増えてきました。
自分としては気づきを得る度に視界がクリアになったような感覚を覚えるし、景色が多様になって楽しいので、「おもいもよらない」を見過ごさない為の以下の2つのポイントを大事に今後も過ごしてみようと思います。

①飛び込む勇気
まずは今までと違う新たな、刺激的な環境に飛び込む勇気が必要かと思います。

バレー部の活動で言うと、練習している方が効率的かと思う気持ちをどこかに抱えながらも、Vリーグ観戦の機会を設けたり、中高生との合同練習会を実施したり、新たな刺激から強引に気づきを見出しました。
また、日々の練習の中にも以前とは違う練習や複雑なゲームを取り入れる事で、十人十色の気づき得られる環境にしています。

②因数分解
更に小さな出来事から気づきを得る為には、何でもかんでも感じたことを小さな要素に分解して、ごちゃまぜのままで終わらせない事です。

自分が良いと思った事や嫌だと感じたことに対して「なぜだ?」と、考えた時に分解する事が出来ていれば、良い点も悪い点も抽出して気づきとして盗める為です。

例えば、何かイケてると目に留まったスポーツの画像は スポーツっぽいフォント+メインが目立つ色味+影等の立体感 が良い、と分かれば真似するべき点が分かります。
バレーの技術でいうと、よく決めるスパイカーのフォームを真似するのではズレていて、筋肉の使い方や助走、試合展開、、、多くの情報に分解してから良い点を盗めば、より本質的だという事です。
Vリーグ観戦の機会をいただいて気がついたことでいうと、ずっと座っていると観客の皆さんを飽きさせてしまうかもしれないから、早慶戦では途中で立つ演出を応援指導部に提案してみようとかですかね。

自分勝手に共有させていただきましたが、こうやって言語化する機会も無いので大変伝わりにくいかと思います。

とにかく、「おもいもよらない」出来事に向き合って細かい事に気づけるようになろう、そうすれば自分の栄養になるだけでなく、悩みが解決したり、人の良い所を見つけるのが得意になったり、愚痴や不満を口に出す必要がなくなったりするかな、と思っている次第です。

そんな想いを胸に私の活動日誌を締めさせていただきます。
お忙しい中ご一読いただいた方、ありがとうございました。

引き続き塾バレー部への応援のほど、宜しくお願い申し上げます。

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