日中の暖かさに春の気配を感じ、寒い冬をともに乗り越えてくれたベンチコートにお礼を言いながら、服装も気持ちも次第に軽やかさを増す季節となりました。皆様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。
法学部法律学科3年の光嶋七海です。
春リーグに向けたエントリーが始まり、いよいよ本番が近づいてきたと、気が引き締まる思いでございます。
来週には練習試合合宿も控え、チームとしてさらに高みを目指し、ギアアップしていく所存です。
さて、最近就職活動を通じ様々な人とお話をする中で、こんなことを聞かれました。
「どうしてそんなに長く、バレーボールを続けられているのですか。」
咄嗟に頭の中で答えを探しながら、バレーボールが、当たり前に自分の人生に存在していたことを再認識した瞬間でした。
「バレーが好きだから」といえばそれまでですが、その「好き」が形成される要素は人それぞれだと思います。私にとっては「バレーボール」という競技だけでなく、バレーに関わる「プロセス」の面白さが私をそのトリコにしていると考えます。
もちろん、ラリーが続くハラハラ感やナイスプレーの感動、勝利が積み重なる達成感なども1つの醍醐味ではあると思います。
ですがそれ以上に、規模の大小はあれど、考え方も価値観も異なる複数人が集まり、ビジョンや目標に向かい、1つになって突き進むプロセスが、バレーボールを面白く感じさせていると私は考えます。
バレーは1人では出来ないからこそ、良い方向にも悪い方向にも、自分のプレーや行動、言動が相手にダイレクトに影響することも往々にしてあります。
誰しもポジティブな時とネガティブな時はあって、常に一定のコンディションでいる人はあまりいません。
特に、負のエネルギーは非常に強いと感じます。自分自身の思考への影響力もそうですが、コートの中においても、誰か1人でも自分の世界に入ってしまえば、その空気は他の人達に感じ取られ、伝播してしまいます。
互いに影響し合っているからこそ、どんなに悔しくてもどんなに不安でも落ち込んでも、自分のマイナスな感情を表面に出してしまえば、自分の中だけの問題だったものがチーム全体の問題へと発展する。雰囲気の悪さが勝敗に影響することは、流れのスポーツである以上、よくある話です。
だからこそ、いかに自分を客観視し、自分が今どんな風に見えているか、そしてどんな自分でありたいかあるべきかを考えながら行動していくことが、チームにおいては求められます。
自分の苦手に向き合う時、周りと比べ出来ないという事実を突きつけられた時、「自分には出来ない」と思うことは簡単です。その方が心も楽だと思います。ですが、その時点で同時に、成長の可能性も無くなります。
「『ムリ』ではなく、『ムズカシイ』である」
漫画『ハイキュー!!』で、梟谷学園のエースである木兎光太郎選手が放ち、私の印象に残っている言葉です。バレーを楽しむためにすべての可能性を諦めない、彼らしいポジティブな性格が表れていると感じます。
「無理なものは無理」と可能性を閉ざすより、「難しい」と捉えることにより可能性を模索する思考に変化できます。こんな風に自分のネガティブな状況をポジティブに変換していくことで、少しずつでも前に進めるような気がしますし、セッターとして最上級生として、そんな空気を周囲にも伝えていける人間になりたいと考えます。
バレー部のみんなは、自分の課題や改善点と真摯に向き合い、常に向上心を持ちながら毎日の練習に励んでいます。初めは「バレーがしたい」と自分のために入った場所ですが、今や仲間のために頑張りたいと、心から思えています。そんな仲間と出会い、一緒にバレーが出来ている自分は、本当に運がいいです。
この部にいる4年間は、あっという間に過ぎ去ります。だからこそ、この15人でバレーボールができることを楽しみながら、バレーの面白さを噛み締めながら、1日も無駄にすることなく「Stronger Together」であり続け、勝利を掴み取りたいと思います。
そして日頃より私たちを温かく見守り、応援してくださっている皆様に結果で恩返しができるよう、部員一同精進いたしますので、今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
またSNSでは、新歓活動もスタートしております。部員の日常や互いの紹介など、魅力あふれる投稿を定期的に更新しておりますので、私たちと一緒にバレーがしたい!という方や少しでも興味のある方は、ぜひご覧ください。プレーヤーもマネージャーも大募集中です。部員一同お待ちしております!
皆様、お体に気を付けてお過ごしください。
長文乱文、大変失礼いたしました。
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