日頃よりお世話になっております。経済学部3年、主将の島田航希です。
最近は寒さの中に春を感じる時期になりましたが皆様はいかがお過ごしでしょうか。
私は花粉症の症状である鼻水、鼻づまり、目の痒みに日々悩まされており、目を取り出して丸洗い出来たらと切に願います。コロナ収束で徐々にマスク着用義務の緩和がされてきていますが、私にとってはまだまだ無くてはならない存在です。
先週、今年春高バレーで優勝した駿台学園さんと練習試合をする機会がありました。チームは3年生が引退した新体制になっていましたが、元々2年生以下がコートに多く立っていたこともあり、大変高い完成度で驚愕しました。新チームでも全国優勝してしまうのでは無いかと思うくらいでした。その駿台学園さんとの練習試合で感じたことがいくつかありました。今年の春高決勝では、相手に2セット先取された場面から逆転勝利を収めました。その結果だけ聞けば勝因は最後まで諦めない気持ちである、と表されがちです。しかし、駿台学園さんの逆転優勝の要因はそれだけではないと考えます。相手に先取されても、追いついても、いかなる状況においても1つ1つのプレーに明確な意図があり、それを忠実に、組織的に行っています。サーブはただ打つのではなく、相手のセッターが上げづらい、スパイカーが助走に入りにくいコースに攻め、それを状況に応じて変えてきます。ディフェンス面では、ブロックはこのコースを開け、抜けたボールは誰が拾うかまでそれぞれの守る位置をゾーンで区分しています。オフェンスも同様で、ローテーションごとに徹底した分析から、ポジション、選手を入れ替えたり、相手ブロックが揃った状況では無理に勝負することなく、リバウンドをもらって再び立て直す技術など、柔軟性に長けた選手たちが“明確な役割”を遂行しています。それはある意味自己犠牲かもしれませんが、バレーボールをする上でチーム、そして勝利のためになることは行うべきです。我々慶應義塾体育会バレーボール部はそのような意識がまだまだ足りていないと感じます。
今後、様々なチームとの練習試合を通じて、一人ひとりが多くのことを吸収して、他者に還元出来るようなチームを目指してまいります。
最後になりますが、もうすぐ始まる最後の春リーグで躍動できるよう、部員一同頑張ってまいりますので、応援のほどよろしくお願いいたします。
乱文失礼致しました。