秋麗の候、皆様方はいかがお過ごしでしょうか。法学部政治学科3年の西山誠一郎です。
先日、メンタルトレーニングがありました。ご存知の方がいるかもしれませんが、改めてメンタルトレーニングでどのようなことを学んでいるのかを簡単に説明します。
一言で表すと、勝負に勝つために、ご機嫌な状態でいようと言うことです。それは、パフォーマンスが良くなるからです。非常にシンプルな内容ですが、それを実践し、習慣化するのは難しいです。なぜなら、メンタルトレーニングの内容を実行するためには、まずは自分がご機嫌でいる価値を感じ、それが必要だと思わなければならないからです。では、人はどのような時に価値を感じられるようになるのでしょうか。カードゲームの例を挙げて、説明してみようと思います。
私はデュエルマスターズ(以下デュエマ)というカードゲームにハマっていた時期があります。デュエマを知らない人は、ポケモンカードや、切手などを想像していただければと思います。それにハマっていた頃はレアなカードを必死になって集めていました。しかし、デュエマを知らない人にとっては、レアなカードは単なる紙切れに過ぎません。価値とはそういうものだと考えます。
つまり、実際にカードで遊んでいる人にしかレアなカードの価値は分からないということです。さらに言い換えると、実際にカードを使う人にしか、その価値は分かりません。
ここに価値を感じるためのヒントがあると思います。つまり、価値を感じるためには、まずはそれを使用する必要があるということです。
レアなカードの価値がカードを使用する人しか分からないように、ご機嫌の価値も、ご機嫌でいる人にしか分からないのです。
したがって、ご機嫌の価値を感じるにあたって、難しいことはあまり考えずに、まずはご機嫌でいようとすることが大事だと思います。それを実践していく中で、自分の中でご機嫌の価値が高くなっていくことに気づいていくのではないでしょうか、というのが私の考えです。
実りの秋、皆様方のご多幸を心よりお祈り申し上げます。