こんにちは。総合政策学部2年の大槻晟己(オオツキマサキ)です。ようやく寒さも和らいできたこの頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。
ご存じの方もいらっしゃるとは思いますが、私は筋トレに力を入れて取り組んでおります。理由としては大学バレー界でかなり身長が低い部類に入るため、身長が高い人よりもパワーや瞬発力が必要になるからです。ということで今回から何度かに分けて私が筋トレをしたことで得たメリットについて書いていこうと思います。
今回はアスリートとして大切な怪我の予防という観点からです。私は自分で言うのもなんですが、比較的怪我は少なく、一年を通してコンスタントに練習を積み上げることができるという強みを持っています。これは私のポジションがセッターであり、全力のジャンプやスイングをする回数が他のプレイヤーと比べて少ないことも要因の一つではあると思います。ただ今回の話題は筋トレですので、怪我予防と筋トレの関係について書いていきます。
「筋トレで怪我予防」と聞いてみなさんはどのようなイメージをお持ちでしょうか。筋トレによって関節や骨周りの強度が高まるという点については以前から言われています。もしかしたらみなさんがイメージしたのもこの点についてかもしれません。
しかし私は100%の筋出力を発揮しなければいけない場面が減少するという側面についても注目すべきだと思います。人体にとって100%の筋出力の発揮は負担がかなり大きく、関節や筋を痛めてしまう原因になります。
特にジャンプやダッシュ、スパイクなどは生み出したパワーの反発(着地やボールのヒット)が伴う動作ですので、膝や腰、肩などの関節に大きな負担がかかります。そうした動作を全力で繰り返すことが、どれだけリスクのあることかは少し想像すれば理解できると思います。車でもエンジンをふかし過ぎると良くないように、人間の体も95%や100%の出力は毒になります。
以前は100%の出力でプレーして上手くできたプレーが、筋トレをすることで80%の力でできるようになれば怪我に結びつく恐れのあるプレーが一つ減ることになります。自分のMAXパワーを向上させることで、筋出力に余裕を持たせることができるのです。
ただ、かといって全力で練習しないのは甘えというものです。私もブロックを飛ぶときは、今でも100%のジャンプをしなければ話になりませんし、突発的なプレーは全力で走らないとボールに届かないことが多くあります。そのため「怪我をする機会を減らすために筋トレをする」という考え方で、アスリートの皆さんには取り組んでほしいと思います。また、アスリート以外の方にも、筋トレは健康維持にかなり有効だと思いますので、ぜひやっていただきたいと考えております。
乱文失礼しました。