本年度主務を務めます商学部新3年生の今田敏貴でございます。
つい先日までは凍えるような寒さだったにも関わらず、気付けば少し寒さも和らぎ、花粉症の私を苦しませる季節が近づいてまいりました。
話をするだけでも目がムズムズしてきますね。
今回は、自分の周りの2人の大人が言っていた言葉から得た知見をお話させていただきます。
さて、本年度副務の細野(経1)には日々色々と助けてもらっています。さらに、彼とは塾高からの仲で家も近く、帰りの電車で色々な話を聞きます。
中でも、彼の父は本塾バレー部のOBであり、粋な事をしてくれたり、深い事を教えてくれたりしている話をよく聞きますが、「自分もこうなりたいなぁ」と毎度思わせてくれます。
一方、私の父は本塾ボクシング部OBなのですが、とても真面目で口数が少なく、粋な名言等はくれません。もちろん父のそんな背中を見て多くのことを学んでいますし尊敬しています。ですが、自分は細野の父親の話をした後「なんか父親からの粋なアドバイスを下さい」と言いました。笑いながら「攻撃は最大の防御とか?」とボクシングっぽいことを言ってくれたのですが、残念ながら自分の心には響きませんでした。
1人目は父でしたが、2人目は中学生の頃の塾の恩師の言葉です。異動になると聞いて、挨拶をしに行った時のことでした。自分の話を聞いて欲しい時は小さな子供に対しても、大人に対しても、まず「ガードを崩せ」と言っていました。まずは軽い話から始めて相手の気持ちを和らげる事で、自分のペースで相手の心を掴める、と言う話でした。
恩師の話を聞いて、「攻撃は最大の防御」は「攻め続けろ」と言う意味だと勝手に解釈していましたが、そうではなく、「頑なに守りに入るな」が本質的には正しいのかもしれないなと思いました。自分が頑なに守りに入っていては相手のガードを崩すどころか、相手が心を開く隙すら無くなってしまい、そこからは何も生まれません。どこかガードを構えてしまう事が多い自分ですが、相手のガードを崩すような意識をしている時は確かに自分のガードは無く、相手と仲良くなっていることが多いと気付きました。
このように自分の姿勢を変える事で得る事も多く、それが塾バレー部に還元出来るように今後も精進してまいります。
個性豊かだけれども、バレーボールへの熱量は全員同じ方向を向いていて、一緒にいて自分も頑張れる本塾バレーボール部を今後ともご声援のほどよろしくお願い申し上げます。