女子

伝統の一戦

文学部卒業生  佐々木 怜

毎日のように見る記念館の前の銀杏並木が鮮やかな黄色に色づく季節となりました。
皆様いかかがお過ごしでしょうか。
三年文学部 佐々木怜です。

本日11月7日は、弊部の歴史の中でも記念すべき、特別な日となりました。
早稲田から、32年ぶりにセットを取った日です。
そして同時に、三浦主将率いるTEAM2021で迎える最後の試合の日です。

本日、第85回早慶戦が日吉記念館で開催されました。
新型コロナの影響で昨年に引き続き男女別開催となりましたが、制限はあるものの観客の方々を招き、両学の応援指導部の応援のもと試合を行うことができました。
この試合を開催するにあたってご尽力いただいた、全ての方々に感謝申し上げます。

結果はフルセットの末、セットカウント2-3で本塾の負けとなりました。
早稲田に勝利することは叶いませんでしたが、慶應バレー部が早稲田にセットを取ったのは1989年から32年ぶりの快挙です。

観客席からの応援や応援指導部の演奏が響き渡り、相当な熱気が会場を包み込む中、ベンチにいた私自身、確かにコート内外の部員、スタッフ全員が一つになる感覚を覚えました。
4年生の先輩方と少しでも長くバレーをしたい、TEAM2021が終わってほしくないという全員の思いが、今日の素晴らしい一戦を作りあげることができたのだと思います。

一か月にわたるリーグ戦を戦い抜き、チームとして最高の完成度の状態で4年生の最後の試合を迎えることができました。
私たちが一年生の時から一番近くで見てくださり目をかけてくださった一個上の先輩方の背中は、かっこいいとか、優しいとか、頼もしいとかの一言で表すことができません。
この場を借りて、心の底から、感謝の気持ちと、お疲れ様を伝えさせていただきたいと思います。

正直もう少しだけ、思い出に浸りたいところではありますが、
次の練習から、もう4年生の先輩方はいません。
私たちの代、TEAM2022としての一年が始まります。
私も最高学年の一人として、チーム内でどのような役割を果たしていかなければならないのか考え、そして実行していかなければなりません。

楽しいだけの一年にはならないと思っています。
私自身、バレーボールの技術力はもちろん、組織内での視野の広さや四年生としての統率力など、足りないことだらけです。
先輩たちとの一年間をただの素敵な思い出にするだけではなく、常に努力する姿勢を忘れずに自分の成長の糧にしていきたいと思います。

最後にもう一度、四年生の先輩方、本当にありがとうございました。

乱文失礼いたしました。

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