女子 #日記

フレッシュさを忘れずに

総合政策学部2年  上間優凜

日頃よりお世話になっております。
総合政策学部2年の上間優凜です。
12月も半ばとなり、ここ数日は体感気温が氷点下に迫るほどの厳しい冷え込みが続いております。冬の到来を強く感じる季節となりましたが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

本日は、慶應義塾の一貫校である慶應義塾中等部およびSFC中等部の女子バレーボール部をお招きし、年に一度開催される三田バレーボール祭を無事に実施することができました。競技の勝敗を越えてバレーボールの楽しさを共有し、世代間での交流を深める場として長く受け継がれてきたものです。今年の女子の部は中学生のみの参加となりましたが、寒さを忘れさせるほど明るく、元気な雰囲気に満ちた会場となりました。

私は今回、初めて運営側としてこの行事に携わらせていただきました。これまでは選手として、当日の流れに沿って参加する立場でしたが、運営に回ることで初めて見える景色がありました。行事全体の進行を把握しプログラムの合間での準備や誘導を行うなど、思っていた以上に細やかな判断が求められました。特に、進行の僅かな遅れが後のスケジュールに影響することを考えると、一つひとつの動きに対して責任を持つことの大切さを肌で感じました。

開会式を終えると、交流を中心としたウォーミングアップから合同練習、中学生と大学生合同チームでの試合も行われ、中学生にとっても大学生にとっても刺激的な内容となりました。大学生同士で連携し、状況に応じて対応することで、全体を通して円滑に進行することができたと感じています。その過程は決して容易ではありませんでしたが、参加してくれた中学生たちの明るい表情が、大学生の力にもなりました。

中学生のそのような姿を間近で見ていると、自然と自分の中学生時代の記憶が蘇りました。当時の私は、競技としての完成度よりも「ボールを追いかけること」そのものが何より楽しく、練習に行くことが日常の中心にありました。上手くいかないプレーに落ち込むこともありましたが、それ以上に、仲間と声を掛け合いながらコートに立つ時間が好きだったことを思い出します。

今回参加してくれた中学生たちの姿からは、そうした頃の自分と重なる部分を多く感じました。プレー中の表情や、ボールに対するまっすぐな姿勢には、技術以上にバレーボールへの純粋な気持ちが表れており、そのフレッシュさに心を動かされる場面が何度もありました。同時に、その姿を見守る立場になった今、自分がどのような姿勢で競技に向き合うべきかを改めて考えさせられました。練習中の態度、声掛けの言葉選び、周囲を見て動く姿勢など、示すべき姿があることを感じました。自分が中学生の頃、大学生の先輩たちの存在がとても大きく見えたように、今日の私達の立ち振る舞いもきっと誰かの記憶に残るのだと思います。

三田バレーボール祭は、単なる交流イベントにとどまらず、バレーボールを通じて慶應義塾というコミュニティの繋がりを再確認できる貴重な場です。今回、初めて運営に携わったことで、競技面だけでなく、チームとして行事を支える難しさや達成感を知ることができました。私はこの経験を今後の運営に活かし、部の活動により一層真摯に向き合っていきたいと思います。

長文、乱文失礼いたしました。

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