男子

一心同球

文学部2年  玉島 弘之

絶好調です。
文学部2年の玉島弘之と申します。

気づけば12月に入り、2025年も幕を閉じるまであと僅かになってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。インフルエンザなども流行しておりますので、お身体には十分ご自愛ください。

先日の全日本インカレを持って、チーム山元としての全ての試合が終了いたしました。目標としていたベスト8には惜しくも届かず、全国8強の壁を感じるとともに、このチームで1秒でも長くバレーボールがしたかったというのが率直な気持ちです。

しかし今大会の天王山であった東京学芸大戦は、これまで積み上げてきた全てを出し切ることができた試合だったと思っています。コートに入っているメンバーだけではなく、監督、ベンチ、超チルなモッパー達、航大さん(林・商3)の計らいでユニフォームを着た応援席といった全員の思いがあのコートには宿っていました。リーグ戦と違って、トーナメントの今大会は敗北が4年生の引退を意味します。いつ崖から落ちるかわからない状況で、目の前の一球一球に全員が命をかけていたからこそ、勝ち切ることができたのだと思います。今年1年間ぶつかってきた壁はこの勝利のためにあったんだと、試合後にふと感じました。まさに全員がスローガンであるPRIDEを体現した瞬間でした。

この1年間、私たちが向き合ってきたPRIDEとは何か。全日本インカレを終え、ようやくその意味を自分の中で言葉にできる気がします。それは「自分自身に取るべき責任」だったのではないかということです。これはつまり、自分が自覚した役割に対して、「自分が納得するまで行動できるか」ということです。与えられた役割を実行するだけではなく、時には与えられた役割をも超えた行動を自発的に起こすことができるか。誰かのためという口先だけではなく、その誰かのためを実現するべく、まずは自分に対して強い気持ちを持つことができるか。
そういった意味では、PRIDEは利他的ではなく内側の自己に働きかけるものなのかもしれません。これは先日公開された健太さん(商3)の『1年間見てきた文字』(https://keiovb.com/blog/17977/)で書かれたものと似た結論のように感じます。違っていたら申し訳ありませんが、私は健太さんの考え方を参考にしている点が多々ありますので、少しでも近づけていれば嬉しい限りです。詳しくはそちらをご覧ください。

チームは個人の総和で成り立っています。したがって、個人が自分の出せる最大値を発揮すればチームはどんどん良い方向に進んでいきます。しかし、いわば泥臭く熱血、ダサいと捉えられるようなことを避けたり、自分1人が頑張ってもなどと無意識的に思ったりしてしまう人がいるのも事実です。そこで、周りの雰囲気などに流されず、自分に自信を持って向き合い、持てる全てを出そうとすることがPRIDEの正体なのではないでしょうか。

長々と書かせていただきましたが、1番の本音を言えば4年生ともうバレーボールができないと思うと寂しい限りです。今年の4年生のみなさんには、一木さん(法4)やのしんさん(平山一之心/商4)を筆頭に「ほぼ同期やん」「玉島も一緒に引退だな」などと言ってもらいながら非常に可愛がってもらいました。ここで1人1人に想いを綴ってしまうといくらスクロールしても文章が終わらなくなってしまうので割愛させていただきますが、これからも2歳下のほぼ同期の姿を見守っていていただけると幸いです。本当にお世話になりました。大好きです。

今年1年間、チーム山元の応援をしてくださった保護者の皆様、OB•OGの皆様、ファンの皆様誠にありがとうございました。また、應援指導部の皆さんもありがとうございました。皆さんの声援が勝負所での塾バレー部の力を底上げしてくれたと言っても過言ではありません。
来年度もより強くなった姿を見せられるように精進して参ります。

最後になりますが、冬オフは誰よりも自主練習をすることを目標に掲げ、締めさせていただきます。
それでは失礼します。

玉島弘之

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