日頃よりお世話になっております。
理工学部2年の伊藤里実です。
大学構内の銀杏並木もすっかり葉を落とし、鮮やかな黄色をまとう木のなかに枝だけになった木も見られる季節となりました。寒さもいっそう深まってまいりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
先日たまたま立ち寄った場所で「最近ラッキーだったことはありますか?」と聞かれました。本当は日々の中に小さな幸せや恵まれた瞬間があるはずなのに、そのときはなぜかひとつも思い浮かばず、言葉に詰まってしまいました。そんな私に「じゃあ、今こうしてここにいることや、この出会いはどうですか?」と声をかけてくださいました。その言葉を聞いたとき、当たり前のように過ぎていく日常にも、実はたくさんのラッキーやありがたいことが隠れているのだと気づきました。そして、それに気づけるだけで、周りがなんとなく明るくなる気がしました。
ふと、バレーボールにも似たような瞬間はあると感じました。試合中のボールの転がり方、先輩が何気なくかけてくださった一言、なぜか調子のいい日。そういった小さな出来事が後から振り返ると大きな意味を持つことがあります。運というと曖昧に聞こえますが、そうした小さな運に気づいて自分の力に変えていくことも大切だと思います。
どこかで、4年生方との時間がふっと心に思い浮かびました。4年生方との最後の大会を終え、改めて感謝の気持ちが大きくなっています。最近は一緒に練習できる機会こそ少なくなりましたが、先輩方の言葉や姿勢、そしてその出会いは、今も心の中にそっと残っています。思えば、その出会いも大きなラッキーのひとつでした。
日常にも部活にも小さな幸運が散らばっています。そのひとつひとつを拾いながら、これからも大切に進んでいきたいです。
一年の終わりが近づき、どこか落ち着かない日々ですが、どうかお身体に気をつけてお過ごしください。今後ともご指導ご声援のほどよろしくお願いいたします。
乱文失礼いたしました。