男子

自燃性集団

経済学部3年  山口 快人

日頃より大変お世話になっております。
経済学部3年の山口快人と申します。

日吉の銀杏並木がすっかり色づき、足元には黄金色の葉が積もり始める季節となりました。冬の気配が少しずつ濃くなる日々ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

全日本インカレ初戦の前日に活動日誌を書く大役を任されました。自分で良いのかと不安ですが、責任をもって書かせていただきます。今回、私が活動日誌で皆さんに共有したいのは、京セラ創設者であり、日本航空の奇跡的再建を成し遂げた稲盛和夫さんのフィロソフィーの一つである「自ら燃える」という考え方です。全日本インカレ前日という大切なタイミングだからこそ、私自身が大切だと思うこのシンプルで力強い言葉を皆さんにお伝えしたいと思います。

では、稲盛和夫さんが言う「自ら燃える」とは、具体的にどういうことなのか。稲盛さんは、物に可燃性・不燃性・自燃性の三種類があるように、人にも三つのタイプがあると説明しています。

火を近づけると燃え上がる“可燃性”の人。
火を近づけても燃えない“不燃性”の人。
自分でカッカと燃え上がる“自燃性”の人。

稲盛さんは、本当に何かを成し遂げたいのであれば、この“自燃性”を持つことが不可欠だと説いています。では、なぜその自燃性が私たちに必要なのか。それは、明日からの全日本インカレがまさに“外的要因に左右されやすい舞台”だからです。全日本インカレでは、普段のリーグ戦よりも多くの応援をいただき、4年生にとっては引退がかかるという重圧もあります。さらに、対戦したことの無い相手チームの試合態度や、勝ちに対する執念、そうしたさまざまな外的な要因に私たちは必ず影響を受けるはずです。しかし、そのような外からの要因に左右されて燃えるような集団では、私たちが掲げている「全カレベスト8」という目標には決して到達できないということです。だからこそ、どんな状況であっても流されず、相手の勢いにも、会場の空気にも、緊張や重圧にも左右されず、自分の内側から火をつけ続けられる“自燃性の個”でありたい。そして、そうした個の集まりこそ、私たちが目指すべき「自燃性の集団」であると強く思っています。そんな集団で全日本インカレを戦い抜きましょう。

最後になりますが、明日から全日本インカレが始まります。4年生の引退がかかる試合であると同時に、私の3年生としての最後の試合にもなります。覚悟と責任をもって、自ら燃え、チーム目標である「全カレベスト8」を達成します。今大会も塾バレー部への暖かいご支援・ご声援の程どうぞよろしくお願いいたします。

乱文失礼しました。

コメントはこちらから

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このページをシェアする

当サイトは、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。
推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。
セキュリティを向上させるため、またウェブサイトを快適に閲覧するため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。
このままご覧いただく方は、「閉じる」ボタンをクリックしてください。

閉じる