朝晩の冷え込みが身に染みる季節となりました。皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
文学部1年の田中奏絵です。
入部してから早くも半年が経ち、時の流れの早さを実感しております。秋季リーグを終え、理想像を模索する中で、これまで以上に自分自身と向き合う時間が増えました。
秋季リーグでは、初めてピンチサーバーとしてコートに立つ機会をいただきました。初めのころは、ピンチサーバーとしての期待に応えられるか、役割を果たせているのか、常に悩み続けていました。しかし、リーグ終盤には、何度か自分のサーブから連続得点につなげることができました。また、コートに入る際に、先輩方がいつも笑顔と温かい声をかけて迎えてくださったり、サーブを打つ前後に、同期や先輩方が毎回「ナイスサーブ」と大きな声で励ましてくださったおかげで、自信をもってサーブを打つことができました。中でも最終戦である群馬大学戦は、特に印象に残っています。最後まで信じてサーブを打たせていただけたこと、心から感謝しております。
入部してからこの秋季リーグを終えるまでのこの半年間は、私がバレーボールと向き合ってきた7年間の中で一番、本当にたくさんの学びと経験を得ることができた期間だったと感じています。それほど充実していて濃い日々を送ることができたのは、そして何よりもバレーボールを心から楽しむことができたのは、間違いなく4年生の先輩方の存在が非常に大きかったと思っています。追いかける背中はとても大きく、「Team2025として臨む最後の試合までにもっと成長しなくては」と焦りや不安を感じたときもありました。ですが、秋季リーグを通じて、間近で先輩方の姿を見て、4年生のようになりたい、このような試合をやりたいという想いは一層高まりました。教えていただいたことの一つひとつが、今も心に残っています。もっと強くなります。
新チームでの練習が始まった今、私は新たな気持ちでバレーボールと向き合っています。これまでは偉大な背中を必死に追いかけ、自分に足りないものを吸収することに精一杯でした。しかしその一方で、苦手な部分や弱さからは目を背け、正面から向き合うことや、深く考えることを避けてきたように思います。高校時代も、自身の弱点を認識しながら、それを本当の意味で強みに変える努力をすることはできませんでした。自身の弱みを直視するのが怖かったのだと思います。
こうした課題は、先日、私自身の高校の練習にお邪魔した際にも浮き彫りになりました。後輩たちの姿を見ながら、実際に一緒にプレーしたことで、自分自身ができていないことや、意識の甘い部分を改めて認識しました。また、彼女らにプレーに関して質問されたときに、自分が実際にやっている動きや意識を言語化する難しさも実感しました。
ですが、これからは目標とする姿を闇雲に追いかけ続けるだけでは成長できません。弱みと正面から向き合い、自分なりの方法で強みに変えるという「変化」を怖がらないこと、そしてその変化をポジティブに捉えることが必要です。また、ただ前を向き続けるだけではなくて、時には過去を振り返って、後ろを向いてみたり深く悩んでみたりすることも重要なのではないかと気づかされました。
この1年はいかに自分と真っすぐ向き合えるか、自己の成長に繋がる“何か”を見つけられるかが非常に大切になってくると感じています。それを踏まえて、この1年「全てに正直に」取り組んでいきたいと思います。自分から逃げず、あらゆるアドバイスを素直に、そして真摯に受け止め、成長の種を見出しながら、チームに対して誠実に真っすぐ向き合い続けていきます。また、どんな時でもチームを盛り上げられるような存在になりたいと思っています。
その第一歩として、まず現在行われている基礎練習に全力で向き合っています。基礎練期間は、まさに自分の不得意な部分と正面で向き合わなければならない期間です。今抱えている悔しさや苦しみに辛抱強く向き合って、いつの日か確実に自分の武器になるように取り組んでいきます。
最後になりますが、感染症等流行しておりますのでどうぞお身体ご自愛ください。
長文、乱文失礼いたしました。
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