日頃よりお世話になっております。
経済学部1年の井上です。

最低気温が1桁を指す日も増え、日に日に寒さが増してまいりました。インフルエンザも流行しておりますので、皆様も体調管理には十分気をつけてお過ごしください。

私がこの活動日誌を執筆している11/14(金)は春の高校バレー神奈川県予選最終日の前日です。私の母校である慶應義塾高等学校も最終日まで残っており、いよいよ明日、春高出場をかけた最後の戦いに臨みます。何としてでも勝利し、2年連続の春高出場を決めて欲しいと願うばかりです。

さて今回は「リスペクト」というテーマで活動日誌を書かせていただきたいと思います。
先日、私は2022年6月26日から9月4日までTBS系「日曜劇場」枠にて放送されていた「オールドルーキー」というテレビドラマをNetflixで鑑賞いたしました。主人公である元サッカー日本代表の新町亮太郎が所属チームの解散に伴い、現役引退を余儀なくされた後、スポーツマネジメント会社の「ビクトリー」に入社しセカンドキャリアを歩んでいく物語です。
私はこのドラマの中で印象に残った言葉があります。ビクトリーの会社理念である「すべてのアスリートにリスペクトを」という言葉です。
スポーツマネジメントをする上では担当アスリートの気持ちを尊重する必要があります。アスリートからの信頼を得て、アスリートとマネジメント担当者が１つのチームにならなくてはいけないからです。
このような関係性、考え方は様々な集団に応用することができます。例えば、学校における教師と生徒、会社における上司と部下などです。
もちろん慶應義塾体育会バレーボール部も例外
ではありません。

慶應義塾体育会バレーボール部には大きく分けて2つのタイプの部員が在籍しています。一つは試合に出場する「選手」と呼ばれる部員、もう一つはチームを裏方から支える「スタッフ」と呼ばれる部員です。私を含めた選手は日頃から厳しい練習に取り組み、勝利に向かって強化を続けています。そんな練習において、一木さん（法4）をはじめとするアナリスト陣の皆様、主務である柊さん（山木・文4）、副務である航大さん（林・商3）は各々の業務が忙しいのにも関わらず、様々なメニューに球出しとして参加し、練習の質を高めてくださいます。また渉外主務の歩奈さん（河村・経4）をはじめとしたマネージャーの方々もボール拾いや球渡しなど練習に欠かせない役割を担ってくださいます。このようにスタッフの皆様の尽力があってこそ、選手である私たちが円滑に練習を進めることができるのです。そんな選手と同じ熱量で練習のサポートをしてくださるスタッフの皆様のことを考えると、一つ一つのメニューに真剣に取り組むことが、選手からスタッフに対する最大限のリスペクトの表明になると思います。

このように選手からスタッフに対するリスペクトはとても大切なのですが、私は逆もまた然りだと考えております。スタッフから選手に対するリスペクトもチームにおいてはとても大切なものなのです。

例えばアナリストがいくら優秀で、素晴らしい作戦を立てたとしても、選手がいなければ、その作戦が試合で実行されることはありません。
つまり選手がいてこそのスタッフであるということです。スタッフの皆様が行なってくださっている対戦相手分析、大会出場登録、SNSによる宣伝などの業務、これらの全てを生かすも殺すも私たち選手次第になってくると思います。だからこそスタッフの方々も自分の行った業務を生かしてもらうために、全ての仕事に全力で取り組む必要があります。これこそがスタッフから選手に対する最大限のリスペクトの表明になるのではないでしょうか。（スタッフの皆様、生意気なこと書いてしまいすみません…）

長々と書いてまいりましたが結局、各々が自分のやるべきことに全力で取り組むことができるようになること。これこそが選手とスタッフの相互リスペクトのゴールであり、理想的なチーム像なのではないでしょうか。

慶應義塾体育会バレーボール部という集団では選手、スタッフ一人一人が欠かせない存在であると思います。全日本インカレ開幕までの残り約2週間、今一度互いをリスペクトする気持ちを大切にして全員で日々の練習に励んでまいります。そして選手、スタッフ全員が一致団結した最高のチーム状態で12月2日（火）、初戦の長崎大学戦に臨みたいと思います。
今後とも何卒、塾バレー部への多大なるご支援、ご声援の程よろしくお願いいたします。

乱文失礼いたしました。