平素よりお世話になっております。
環境情報学部2年の岩間祥成です
朝夕の寒さが厳しくなり、冬の訪れを感じる季節となりました。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
先日、全早慶明バレーボール定期戦では、沢山のご声援ありがとうございました。結果は悔しいものでしたが、間違いなく選手の成長に繋がったと感じます。
我々の試合後、全早稲田大学対全明治大学による試合がありました。一部優勝と準優勝チームの試合は、一球一球が非常にハイレベルなものでした。サーブを打つたび、スパイクを打つたび、レシーブを上げるたびに大歓声が起こり、その度に会場全体が熱を帯びていく。見ていて胸が高鳴り、興奮しました。「絶対に落とさない」という執念と、それを可能にする技術など、すべてが圧倒的で、素直に感動しました。
中でも印象に残ったのは、明治大学のセッター・近藤蘭丸選手の姿です。ミスをした選手に積極的に声をかけ、下級生には真摯に向き合い、常にチームの雰囲気を引き上げていました。試合の流れが悪くなったときこそ、率先して声を出しコート内を盛り上げる。単純な、トスなどのプレーの上手さだけではなく、人としてチームの司令塔としてこうあるべきだな感じ、自分もこうなりたいと思いました。
試合後、星谷監督が「彼らのプレーは凄いけれど、凄くはない。我々にもできる。今は違うかもしれないけれど。」とお話しされました。その言葉を聞いたとき、2023年WBC決勝前、大谷翔平選手がチームに向けて言った「憧れるのをやめましょう。憧れては超えられない。」という言葉を思い出しました。確かに、今はまだ一部上位のレベルでバレーをするチームに憧れを抱く立場かもしれません。しかし、我々慶應義塾は一部復帰を目指すチームとして、いずれそのレベルに並ばなければならないと感じました。
今回の試合は、その覚悟を再確認させてくれる貴重な機会でした。上を目指すうえで、「憧れる」ことは必ずしも必要ではないと思います。あの試合を見て感じた学びを忘れることなく、私は今できることに全力で取り組んでいきます。
乱文失礼いたしました。