日頃よりお世話になっております。
理工学部3年の坂本帆南です。
朝晩は冷え込みを感じ、秋の訪れを実感するこの頃ですが、チームはそんなことをものともせず、毎週末熱い戦いを繰り広げています。まず、土日に行われた秋季リーグ第3・4戦の結果をご報告いたします。
【9月27日(土)vs大妻女子大学】
セットカウント0-3で本塾の負け
①21-25
②21-25
③21-25
【9月28日(日)vs流通経済大学】
セットカウント1-3で本塾の負け
①25-11
②21-25
③19-25
④17-25
これまで通算0勝4敗となっております。勝ち星こそ得られていませんが、流通経済大学戦では初めて1セットを奪うことができました。序盤からサーブで相手を崩し、コート奥を突いたスパイクで流れをつかむことができました。課題を修正し、勝利をつかめるよう励んでまいります。
3部昇格後、初めて迎えたリーグ戦では、苦しい場面も多くあります。その中でたびたび課題として挙がるのが、声出しと雰囲気づくりです。重い空気を変えられるような「影響力のある言葉」はないか、上級生として組織を引っ張っていくうえで、「影響力のある伝え方」とは何かを考える機会が増えました。
では、どうすれば人を動かす言葉を発せるのでしょうか。これまで私は、相手を動かしたいときには言葉を工夫すればよいと考えていました。しかし実際には、考えて練り上げた一言よりも、無意識に発した何気ない一言のほうが、相手の心に強く残り、行動を変えることが多いように感じます。それは、何気ない言葉にはその人の飾らない真意が自然とにじみ出ているからではないでしょうか。
ただし、どの言葉が相手に刺さるかは予測できません。だからこそ、無意識に出る言葉の質が重要になると考えます。前回の日誌に対してOBの方から「肯定的な表現の習慣化」の重要性についてコメントをいただきました。まさにこのように、普段から肯定的な姿勢を保つことが、自然な一言に前向きな力や影響力を与えるのだと思います。
つまり、「影響力のある言葉」を探し求めるのではなく、自分自身の在り方を磨かなければならないということです。自分がどのような人間であるか、その根底にある考えや態度が、何気ない言葉の端々に表れるのだと思うのです。言葉は一見すると相手に向かう矢印のように見えますが、実際は自分自身を映しだす鏡でもあります。日常の考え方や態度が声や表情ににじみ出て、相手の受け取り方を左右します。だからこそ、言葉を工夫する以上に、自分の内面を整えることが重要だと感じました。
これからは、言葉の選び方や声のトーン、タイミングを意識するだけでなく、日常の小さな場面から肯定的な言葉を増やすよう心がけます。そして、無意識の一言でチームに自然と良い影響を与えられるよう、自分の在り方を日々磨いてまいります。
最後にはなりますが、連日遠方までお越しくださっている皆様、配信をご覧いただいている皆様、ありがとうございます。まずは、1勝をつかみ取るため、入念な準備と強い気持ちで戦います。引き続き、ご声援のほどよろしくお願いいたします
「言葉よりも自分自身」まさにおっしゃる通りだと思います。自分が成長しながらスポーツに取り組む…スポーツは人生のステージのひとつであり、取り組む人の生き方が反映されるステージだと思います。野球選手のイチローが引退会見で「野球を愛している」と自身の現役生活で貫いた美学を語っています。これは、単に「野球を楽しむ」ことではなく、野球の欠点も含めて全てを受け入れ、そこから生まれる厳しさや責任を背負い、長年にわたって努力を続ける行為そのものであると彼は説明していて、その根底には「全てを受け入れること」としての野球への愛があると考えられます。他のスポーツ選手の取り組み方やスポーツへの向き合い方を学んでください。そして宝物の時間をチームの皆さんと楽しんでください。
慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所プラップジャパン寄附講座「広報・PR論」講師(非常勤)茅島より
イチロー引退会見から学ぶ『8つの人生観』
note ヨシダシゲルより
https://note.com/yoshidashigeru/n/ne2079cea045b