日頃より大変お世話になっております。経済学部1年の重枝良政です。
秋の訪れを感じる季節となり、日中でも過ごしやすい気温になりつつありますが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この夏、私はバレーボールの技術向上と並行して、筋力トレーニングをはじめとした体づくりに力を注いでまいりました。高校時代の部活動では、日々の練習において主に技術練習や戦術理解に重点が置かれており、筋力トレーニングに十分な時間を割くことはほとんどありませんでした。そのため当時は、筋力がプレーにどのような影響を及ぼすのかを具体的に意識する機会が少なかったように思います。
しかし塾体育会バレーボール部において体系的な筋力トレーニングを継続する中で、身体能力の向上が技術の安定性や試合における持久力へと直結していることを強く実感するようになりました。例えば、スクワットやデッドリフトといった基礎的な下半身強化のトレーニングは、ジャンプ力や踏み込み動作の安定につながり、スパイクやブロックといったプレーの質を確実に引き上げてくれます。また、リベロである私がよく取り入れる体幹を中心としたトレーニングはレシーブのバランス保持に大きな効果を発揮し、以前よりも安定した姿勢でプレーできるようになりました。加えて、持久系のトレーニングを取り入れることで長時間の試合や練習でも集中力を維持しやすくなり、最後までパフォーマンスを落とさずに戦える感覚を得ています。さらに、これらのトレーニングはパフォーマンスの向上だけでなく、怪我の予防にも大きな役割を果たしていると実感しています。特に瞬発的な動作が多いバレーボールでは、膝や肩といった部位に負担がかかりやすいのですが、適切な筋力をつけることで負担が分散され、怪我を未然に防ぐことができるのです。筋力トレーニングは単なる補助的要素ではなく、競技を続けていく上で欠かせない基盤であると理解しております。
塾体育会バレーボール部内では、山中トレーナーやトレーニング班長の平山さん(商4)をはじめとする方々の的確なご指導によって、この夏を経て個人の能力向上にとどまらず、部員全体が筋力トレーニングの重要性を理解し、積極的に取り組む姿勢が浸透したことで、チームとしての雰囲気も大きく変わったと感じています。練習前後に自主的に補強運動を行う部員が増え、互いにアドバイスを交わしながら高め合う空気が広がっており、こうした前向きな変化は必ずチームの成長につながると確信しています。
現在、我々塾バレーボール部の部員は、「心・技・体」のいずれを取っても1部にふさわしい個人、そしてチームとなることを目標に日々研鑽を積んでおります。その中でも「体」は全ての基盤であり、今後も継続して鍛錬を重ねることで、「心」と「技」を最大限に発揮できる状態を整えていきたいと考えております。
最後になりますが、我々塾バレーボール部は、残りのリーグ戦を全勝し、入替戦でも勝利を収めて一部復帰を果たすべく、部員一同全力で戦ってまいります。今後とも「チーム山元」に変わらぬ温かいご声援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
乱文失礼いたしました。