日頃よりお世話になっております。
法学部法律学科4年、アナリストの一木脩平と申します。残暑厳しい中にも、少しずつ秋の訪れを感じられる季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私はこの夏「運転」と「料理」の上達を目標に掲げておりましたが、ハンドルと包丁どちらも握る勇気が出ず、気がつけば夏が過ぎ去ってしまいました。また最近の私と致しますと、部活の息抜きとして同期の久保田(商4)や後輩の清水(総2)と麻雀を打つことにハマっております。相手の心理や河、局面の流れを読む麻雀はどこかアナリストに通ずるものがあり、思わぬ学びを得ているところです。これからはアナリスト兼雀士一木の活躍に乞うご期待です。
さて、秋季リーグ戦が開幕し、塾バレー部はここまで4戦全勝と順調な滑り出しを見せております。夏の鍛錬の成果が着実に表れ、手応えを感じるとともに、試合ごとに成長を重ねていくチームの姿に、これからどこまで進化を遂げるのかと胸を躍らせております。
現在は「一部復帰」を目指し日々練習に励む一方で、主務や渉外主務の同期は徐々に後輩への業務引き継ぎを進めております。これに対し、アナリスト業務は上級生のみが担当する業務が少ないため、何をどのように託すべきか、このまま引退してよいのかと自問する日々が続いております。その中で、残された時間で後輩アナリストの皆にこそ伝えるべきは、「アナリストという役割への向き合い方」であると考えるようになりました。大前提私自身もまだまだ未熟であるため、アナリストについて指南できる立場ではありませんが、今回は、私自身がアナリストを務める上で大切にしてきたことを三つ述べさせていただきます。
一つ目は「選手あってのアナリスト」という姿勢です。アナリストは役割上、選手に対して指示を出したり、ときに厳しい指摘を行ったりすることもあります。しかし、アナリストがいなくてもチームは成立しますが、選手がいなければ成り立ちません。どれほど綿密に分析し、戦術を立案したとしても、最終的にそれを体現するのは選手であり、その存在こそがチームの根幹です。だからこそ、選手へのリスペクトや感謝を忘れてはならず、そこにこそアナリストの存在意義があると考えております。
二つ目は「対人コミュニケーション」です。アナリストは日々パソコンと向き合い、データをこねくり回す役職です。そのため、本質は分析力やデータ活用術にあると見られがちです。しかし、私が最も重要なのは「コミュニケーション能力」だと考えています。どれほど完成度の高い戦術を思いついたとしても、それを適切に伝える力がなければ実行の質は高まらず、宝の持ち腐れとなってしまいます。さらに、伝えるだけでは不十分であり、同時に選手の声に耳を傾ける姿勢も不可欠です。先にも述べたとおり、実際にプレーするのは選手であり、その意向を無視した提案は机上の空論にすぎません。だからこそ、発信と傾聴の双方を意識したコミュニケーションこそが、アナリストにとって最も基礎的でありながら、忘れられがちなスキルであると考えております。
最後は、「自分なりのアナリスト像を見つける」ことです。これは歴代の先輩方も繰り返し説いてくださったことであり、同時に私自身がこの一年で最も苦心した要素でもあります。どうしてもお世話になった先輩方と自分を比較してしまいがちですが、決して型にはまる必要はありません。分析に特化したアナリスト、的確な指示を出せるアナリストなど、それぞれが自分の強みを最大限に発揮できる姿を追求すればよいのだと思います。(もっとも、このままでは私は「麻雀が一番得意なアナリスト」になってしまうかもしれませんが……。)
少々長く、そして偉そうに語ってしまいましたが、振り返れば私自身、この三点のいずれにおいてもまだまだ至らぬ点ばかりです。ただ一つ胸を張って言えるのは、「アナリスト」という役割を心から楽しんできたということです。後輩の皆には、ぜひ「アナリストって面白い」と感じながら、自分なりの歩みを進めてもらえればと願っています。
最後になりますが、塾バレー部は関東一部復帰を達成すべく、秋季リーグでは最高のスタートダッシュを切っております。ここからの試合は春季リーグで敗北を喫した大学との対戦が続き、ハードな試合展開が予想されますが、目の前の一戦一戦全力で臨んでまいりますので、今後ともご指導ご鞭撻のほど何卒宜しくお願い致します。
乱文失礼しました。
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