平素よりお世話になっております。
商学部3年、アナリストの鍬塚凛と申します。
まだまだ夏本番のような暑さが続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。くれぐれもご自愛ください。
先日開幕した秋季リーグでは、塾バレー部は無事2連勝でスタートすることができました。
この2戦は夏の成長も随所に見えるような試合運びで、胸が熱くなるようなシーンも多々ありました。
来たる終盤戦での勝利、さらには一部復帰に向け、今後とも成長を重ねてまいります。
本題です。ここ最近、私は部活外で社会人や他大学の学生と交流する機会に恵まれました。
彼らやバレー部の部員と交流を重ねる中で、
「言う優しさ」と「言わない優しさ」
それぞれどちらを大事にしているかでかなり意見が分かれることに気付きました。
「言う優しさ」とは、相手にとって少々耳の痛い言葉であっても、成長や改善のためにあえて伝えるという優しさです。
ただ、時には相手に誤解や恐怖を与えることもあります。
(怠慢なプレーに叱責する、鼻毛が出ていることを伝えるなど)
対して「言わない優しさ」とは、相手の感情を何より尊重し、あえて伝えることをしないという優しさです。
むやみな対立を避ける賢い選択でもあります。
(機嫌を損ねた選手をそっとしておく、新品の服のタグがついていても言わないなど)
どちらも大切なのは間違いありませんが、ここは慶應義塾体育会バレーボール部です。4年間コミットし続け、仲間とともに結果を出すためにもがき続ける場です。
うわべの付き合いで4年間を終えるのは何よりもったいないですし、本当の信頼がなければ勝利も遠のくでしょう。
そんな時により重要になるのは「言う優しさ」ではないでしょうか。
「雄弁は銀、沈黙は金」という言葉がありますが、バレーボール、こと思慮深い部員も多い塾バレー部においては「雄弁も金」ではないかと考えております。
決して言う言わないに優劣をつけたいわけではありませんが、自身の意見を発信し続け、ぶつかったり議論を重ねた末に本当の信頼とチームワークが磨き上げられていくのではないでしょうか。
ただ、避けるべきはどっちつかずの状態です。
周囲の親しい人にだけ憂さ晴らしに発信し、当人に言わないことは最も恥ずべき状態です。
(当然私もまだまだできておりません。自戒の念を込めこの日誌を書きました。)
最後にはなりますが、確実に塾バレー部は成長を重ねております。会場がやや都心から離れてはおりますが、ぜひ会場にお越しいただき、試合をご覧ください。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願いいたします。