日頃より大変お世話になっております。
経済学部4年、渉外主務の河村歩奈です。
早いもので8月もまもなく終わりを迎えます。厳しい暑さは変わらず、秋の気配を感じられない日々ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。私たち4年生にとってこの夏は「人生最後の夏休み」です。部活動も私生活も、悔いの残らない過ごし方をしたいと感じております。
「悔いの残らない過ごし方」とは何か、と考えていたとき高校の国語の先生が口酸っぱく言っていたことを、ふと思い出しました。
「己の決断を尊べ」
人は1日に最大3万5千回もの決断をしているという研究結果もあるほど、日々小さな選択を重ねています。たとえば「靴を右足から履くか左足から履くか」といった些細なことまですべてが「決断」です。その先生の授業では毎回「今日、君がした決断は?」と問われ、私はよく「今日は暑いのでポロシャツを着てきました」「朝練に集中したかったので、ご飯をしっかり食べてきました」と答えていたのを思い出します。どんなに小さな決断であっても、「なぜその選択をしたのか」を自分の中で明確にしておくことが、将来大きな決断をする際に役立つと教えてくださいました。
皆様は日頃どのように「決断」をしていますか?今回の活動日誌では、私が最近「決断」をする際に大切にしようと考えていることについて記させていただければと思います。
1つ目は「納得できるかどうか」です。人生においてたくさんの決断が迫られますが、すべての選択に絶対的な正解も間違いもありません。どんなに未熟でも、その時の自分の価値観や状況を踏まえて決断するしかないのです。だからこそ大切なのは「自分が納得できるかどうか」だと思います。納得するためには、とことん考え抜くことが必要です。あとになって「もし別の道を選んでいれば」と後悔するのはとても苦しいものです。だからこそ「自分はこう考えてこの道を選んだ」と胸を張れるまで思考を尽くすことが大切だと考えています。
2つ目は「夢を描けるかどうか」です。
夢なき者に理想なし。
理想なき者に計画なし。
計画なき者に実行なし。
実行なき者に成功なし。
故に、夢なき者に成功なし。
ご存知の方も多いとは思いますが、これは幕末の教育者・吉田松陰が残した言葉です。私がこの言葉を知ったのは最近なのですが、とても共感でき、今後人生において大きい決断をする際にはこの言葉をもとに考えたいと思っています。
夢はすべての土台であり、夢が大きければ大きいほど挑戦できる幅も広がります。人生の岐路に立ったとき、リスクの少ない選択肢を取るのも一つの考え方です。しかし私は「より多くの夢を描ける選択肢」を選びたいです。将来のビジョンから逆算して、必要な能力やスキルが身につく道を選ぶことも大事ですが、土台となる夢を大きくする選択こそ、結果的に自分を最も成長させてくれるのではないかと感じています。
最後になりますが、いよいよあと1週間で秋リーグが開幕します。さらに3ヶ月後には全日本インカレと、時の流れの早さを痛感する日々です。残された時間は決して長くはありませんが、一つひとつの決断を大切にしながら、最後まで自分たちらしい戦いを全力で積み重ねていきたいと思います。
引き続きチームへのご支援ご声援のほど、よろしくお願いいたします。