男子

甲南の教えを胸に誇れる4年間へ

日頃よりお世話になっております。
商学部4年の平山です。

近頃は資格取得を目指し英語学習に励んでおります。また、志の高い同期に誘われ簿記の勉強も始め、学業に忙しい後半を迎えようとしております。バレーボールにおいてはメンバーから外れ、大変な日々を過ごしておりますが、「大変な時は大きく変わる時期」という言葉を胸に、後輩からの熱意にも支えられながら精進を重ねております。諦めません。

さて今回は、私の母校である甲南高校をご紹介いたします。兵庫県芦屋市に位置し、平尾八三郎氏により創設された甲南高校は、100年以上の歴史を誇ります。幼稚園から大学までを擁する一貫教育の学園法人であり、私は幼稚園から高校まで在籍いたしました。青春の日々の記憶と素晴らしい人脈、そして人生の土台となる教えを得られた場でございます。

私は日々の中で悩みや葛藤に直面すると、甲南高校で学んだ教えを思い出します。そこには必ず、行き詰まりを打破するための示唆がございます。その中でも特に大切にしている教えが次の二つです。

① 世界に通用する紳士たれ
② 自分に厳しく、人に優しい甲南生

「世界に通用する紳士たれ」については以前にご紹介いたしましたので、ここでは割愛いたします。

「自分に厳しく、人に優しい甲南生」について、近頃の私はその意味を形だけで捉えておりました。何に対して厳しくあるべきかは人それぞれですが、私は生活や考え方に対して甘くなり、研鑽を怠りながら「これが自分だ」と変に頑固に受け入れておりました。その結果、夏休みに入っても生活は乱れ、勉強も中途半端、バレーボールにおいても克己心を欠いておりました。変わりたいと思いながらも、「これも自分だ」と開き直る弱さがありました。

しかし今の私は、バレーボールでの試合出場、そして英語・会計資格の取得という明確な目標を掲げております。このままではどちらも中途半端に終わる危うさを感じております。安易に「これも自分だ」と済ませてしまえば、体育会の4年間を振り返りたくない過去として記憶にしまう事になるでしょう。私はこの4年間を誇れる経験として、将来困難に直面した時に自らを奮い立たせる拠り所にしたいと考えております。そのために、まずは甲南の教えを心に宿し、自らに厳しく向き合うことから始めてまいります。

私は、甲南で得た「自分に厳しく、人に優しい」という信条を胸に、日々を歩んで参ります。生活を律し、学びを積み重ね、競技に誠実に向き合うこと。その小さな習慣の積み上げこそが、やがて自分を大きく形づくると信じています。再びコートに立つ機会を掴みたいです。
結果が現れる前に歩みを止めてしまうのは容易です。しかし私は、変化を恐れず最後までやり抜くことで、この4年間をただの思い出ではなく、誇りとして語れる軌跡に昇華させたいと強く思っております。

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