日頃よりお世話になっております。
商学部2年の李晴希です。
日差しの厳しさが日に日に増し、夏本番を実感する頃となりましたが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
昨日、慶関戦を終えて、関西学院大学のもつ迫力と実力を身近に感じました。その試合を目にして、自分がどれほど高みを目指さなければならないのかを再度認識する機会となりました。
そして今週の土曜日からはいよいよ柿崎合宿が始まります。合宿は、普段の練習だけでは見つからないような課題点に数多く気づくことができる場であり、大きく成長するチャンスであると考えています。今回の自分の目標は、「一つ一つの行動に意味を持たせる」ことです。
この目標を掲げたのは、自分がまだ技術的に未熟であるがゆえに、これまでの練習では”技術そのもの”に意識が偏りがちだったからです。しかし、実際に試合や複合形式の練習に臨むと、単に技術を発揮するだけでは通用しないと改めて強く感じました。セッターとして重要なのは、上げた先に“意味”を持たせることだと考えています。それは「この場面で決めて欲しい」という明確な意志であったり、相手の動きを見て最も有効な選択肢を判断することであったりします。つまり、単に自分にとって上げやすいからではなく、チームにとって最善の選択であることが重要です。
もちろん、技術を軽視してよいというわけではありません。確かな技術があってこそ、意味を持ったトスを実際に形にすることができるのだと思います。ただ、バレーボールを始めてまだ一年余りの自分にとっては、技術の向上と並行して考えて選択する姿勢を持つことが必要であると感じています。
たとえば、カットがライト寄りになった場面で、無意識に“安全策”としてセンターに上げてしまうことがあります。しかし、その状況ではレフトが最善のオプションであるかもしれません。たとえそのトスが完璧でなくても、「この場面ではレフトに託したい」という意図を持つことで、プレーへの向き合い方は大きく変わると思っています。
技術が追いついていないことを理由に挑戦を避けるのではなく、まずは実際に試み、そのうえで技術を磨くことが必要だと考えます。そうした姿勢を持ちながら、柿崎合宿と残りの夏休み練習に向き合っていきたいと思います。
そして、この合宿を通して理想のセッター像に一歩でも近づき、チームにわずかでも良い影響を与えられるよう精進してまいります。
今後ともご指導とご声援のほど、よろしくお願いいたします。
長文、乱文失礼いたしました。