日頃よりお世話になっております。
商学部3年、学連委員の佐藤かれんと申します。
厳しい暑さが続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、少し前になりますが、バレーボール男子日本代表が出場したネーションズリーグ(VNL)の試合を、千葉ポートアリーナにて観戦させていただきました。会場全体に響き渡る大きな声援と、選手のユニフォームを身にまとった世界各地から来たファンの皆様の熱量に、バレーボールという競技の世界的な人気と、応援文化の厚みを改めて感じました。
私が観戦したのは、日本対アルゼンチンの試合でした。
1セット目・2セット目はいずれも25-23と、最後まで緊張感のある展開の末、アルゼンチンがセットを奪い、日本は後がない苦しい状況に追い込まれました。
しかし勝負の第3セットでは、サーブとブロックで流れを引き寄せます。途中、相手に連続得点を許す場面もありましたが、リードを守り切りセットを奪取しました。
続く第4セットでは一時リードされるものの、甲斐優斗選手のサービスエースを皮切りに逆転に成功し、そのまま試合をフルセットに持ち込む熱戦となりました。
最終セットでは互いに一歩も譲らぬ攻防となりましたが、日本チームが競り合いを制し、見事勝利を収めました。
この試合で心を打たれたのは、結果以上に、目の前で繰り広げられる“諦めない姿勢”でした。
バレーボールは時間制ではないため、どんなに点差が開いていても、流れを変えれば巻き返すことができる競技です。最後の1点まで、チームで粘り強く闘う姿勢こそが、会場にいた多くの観客の心を動かしていたのだと思います。
私自身、これまで自分の力量と照らし合わせて、失敗の可能性を感じると挑戦を避ける性格でした。今思うと、大学受験も中高の部活動にもその姿勢が現れていました。
ですが、体育会バレー部に入部した際に出会った、当時の渉外主務の先輩が掲げていた座右の銘「やらない後悔より、やる後悔」この言葉に背中を押され、少しずつ挑戦することの大切さを学んできました。
今回の観戦を通して、自分のなかに再びその言葉が強く響きました。ピンチの場面でこそ、声を出し、仲間を信じ、全力を尽くすこと。結果はどうあれ、やりきったと思える行動を選ぶこと。学連委員という立場ではありますが、今後もバレーボールの現場から学び続け、学連の活動においても「挑戦する姿勢」を忘れずにいたいと思います。
猛暑が続きますが、皆様もどうかご自愛くださいませ。
乱文失礼いたしました。