男子

私にできる”繋ぐ”ということ

理工学部1年  眞田 莉奈

日頃よりお世話になっております。
理工学部1年の眞田莉奈です。

連日厳しい暑さが続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。私ごとではございますが、大学の夏季休暇に入り、ようやく日々の慌ただしさから一息つくことができております。

さて、私が慶應義塾体育会バレーボール部の練習に初めて参加させていただいた時から、早くも4ヶ月が経過いたしました。この4ヶ月で、私はこれまでにないような貴重な経験を数多くさせていただきました。少し遡る形にはなりますが、特に記憶に残っているのは6月8日に開催された早慶戦です。

昨年までは、私は一貫校のバレーボール部の一員として、早慶戦に招待頂き観戦させていただく立場でしたが、今年は運営スタッフとして大会の進行などに携わらせていただきました。初めての運営側としての関わりは想像以上に忙しく緊張感のあるものでしたが、この伝統ある大会に関わることができたのは非常に貴重な経験であったと感じております。早慶戦当日、特に印象に残っているのは、慶應が早稲田から1セット取った際に歩奈さん(河村・経4)が嬉し泣きしている姿で、その時、私もいずれは「自分を含めた誰かの心をこんなにも動かすような大会を作りたい」と心から強く思いました。

7月には来年度の大会運営に向けたミーティングも、少しずつ始まりつつあります。現在、私はまだ下級生ではありますが、自分の意見をしっかりと言葉にすることを意識し、積極的に参加するよう努めています。その理由として挙げられるのは、この慶應バレー部の理念の一つである「思考の言語化」です。私自身、もともと自分の考えを言葉にすることが得意ではありませんでしたが、このようなスタッフミーティングなどの場を通じて、少しずつではありますが、自分の意見を伝える姿勢を行動に移せるようになってきました。スタッフとしてこのバレーボール部に所属させていただいている以上、大会運営は数ある業務の中でも大きな役割の一つであると感じています。そして、今年度の早慶戦を経て目指したいと思った「誰かの心を動かすような大会」という目標を実現するためにも、より一層積極的に行動し、自らの成長を通じて部に貢献していきたいと考え、日々努力しております。

そして、スタッフとしての仕事を学びながら過ごす中で、現在4年生のスタッフである歩奈さんや柊さん(山木・文4)の引退が少しずつ近づいている事実を実感しております。お二人から直接ご指導いただける時間が限られているからこそ、日々いただく教えや、ご一緒させていただける一つ一つの機会をより一層大切にしていきたいと強く感じております。先輩方から学べることはすべて吸収し、自分の中にしっかりと根付かせることで、その学びを次の機会へと「繋いでいく」ことができると信じています。バレーボールはボールを「繋ぐ」スポーツですが、それは技術やプレーだけでなく、私たちスタッフとしての経験や学びもまた、「繋いでいく」べきものだと思います。だからこそ、今後も日々の練習や大会などのすべての体育会活動の中での経験を一つ一つ丁寧に受け止め、大切に積み重ねていきたいと考えております。

最後になりますが、今月中旬には慶関戦、来月には秋季リーグ戦と、再び大会シーズンが始まります。秋季リーグ戦では、関東一部復帰を目指して、オフシーズンである夏休み期間を活用し、チーム全員で日々の練習に励んでおります。私自身も、チームの成長に少しでも貢献するため、自分の成長を通して得た学びや経験を、次に「繋ぐ」ことができるよう、この夏休みの時間を大切に過ごしていきたいと思っています。今後とも、ご支援・ご声援のほどよろしくお願いいたします。

乱文失礼いたしました。

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