日頃より大変お世話になっております。
経済学部1年の猿渡健です。
皆さま、暑さに負けず元気にお過ごしでしょうか。私は大学に入って初めての期末試験が終わり、晴れやかな気持ちで夏休みを過ごしています。
今回は、留学生として本塾バレーボール部で共に活動してきたAntoineについてお話ししたいと思います。彼は先日、留学の期間を終えるとともに、本塾バレーボール部での活動にも幕を下ろし、帰国しました。
私は多少英語が話せるということで、彼と練習のペアを組むことが多く、毎日がとても刺激的で、異国の文化を感じる日々でした。大多数の部員が練習の始まる20〜30分前には記念館に来ている中、彼は毎回2分前に現れて、「This is normal in France」と笑っていた姿が印象に残っています。
また、星谷監督に話を振られても、日本語なので理解できるはずもないのに、「はい」と日本語で返事をしていたのも、彼なりのユーモアだったのでしょう。
このようなユーモラスなエピソードばかりのように思われるかもしれませんが、彼から学んだことも多くあります。特に印象的だったのは、練習でうまくいかなかった日の振り返りで彼が言った「Today is not my day.」という一言です。文字通りに受け取れば「今日は調子が悪かった」という意味ですが、彼の言い方には、「今日は俺の日じゃなかった、でも明日はきっと俺の日だよ」という前向きな気持ちが込められているように感じました。
つまり、彼は自分の能力のせいではなく、今日は運が悪かっただけだ、と捉えていたのです。「自分はこんなはずじゃない」と信じる強さが、彼にはありました。
最近、私自身も総合練に参加できる機会が少しずつ増えてきましたが、自分の技術の未熟さや弱さに落ち込む毎日です。そんなとき、Antoineのように「自分はこんなはずじゃない」と信じて、毎日前を向いてハードワークを重ねていけば、この夏で道が大きく開けると信じています。
そんな大切なことに気づかせてくれたAntoineに、面と向かって「ありがとう」と伝えたいですが、恥ずかしいので、ここに書いておきます。
C’était le meilleur moment de ma vie !
私自身も、この世界のどこかで過ごしているAntoineも、この夏でさらに成長できるよう努めていきたいと考えています。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
乱文失礼いたしました。