男子

目には見えない成長

法学部法律学科4年  山元 康生

日頃よりお世話になっております。
法学部法律学科4年の山元康生です。
今年の夏も猛暑日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私は先日をもって今学期の定期試験が終わり、夏休み期間に突入いたしました。学生最後の夏休みをどのように過ごしていこうかと頭を巡らせております。

さて今回は「成長」という抽象的な言葉についてお話させていただきます。
皆様にとって自分が成長したなと感じる瞬間はどのような時でしょうか。
できないプレーができるようになった瞬間、掲げた目標を達成できた瞬間などでしょうか。これらのシーンのような成長を実感できる瞬間は、モチベーションにも繋がりますし、誰にとっても嬉しいものであると思います。

しかし私は、気付かぬうちに成長し、後になって振り返った時に気付くこと=”目に見えない成長“も体育会活動を行う上で非常に多いのではないかと考えております。
これは田鹿先輩(2025年卒)から影響を受けた考えであり、私自身も強く共感したという経緯があります。
練習では毎日、課題とその振り返り、またその日の感情についてペアで共有を行っているため、「○○ができるようになった」「○○を達成できた」など練習内で成長・進化を実感できることもあると思います。これは自身の起きた変化に気付くことができている、いわゆる“目に見える成長”です。

では”目に見えない成長“とは何か。視野の広がり、仲間に物事を伝えるチカラ、試合中の心理状態、などなど。一長一短では身に付けることのできないスキルや能力、考え方がまさしく当てはまると考えています。
ふと過去の自分を振り返った時に、「そういえば○○するのが当たり前になったなあ」とか「あの先輩の言ってたことってこういうことだったのかな」などと感じれば、それこそが自身の変化の証であり、成長を実感できるタイミングであると私は思っています。
つまり”目に見えない成長“は、成長の瞬間には認知することが難しいのです。
ですから週6日の練習に励んでいれば、自分は本当に成長できているのか、このままで良いのだろうかと感じ、立ち止まりかけることも、悩むこともあるかと思います。しかし、目の前のことから目を背けず、ひたむきに向き合っていればそれは必ず自分にとっての血となり肉となるはずです。

ライフスキルの一つである「目的を考える」を意識しながら練習に励む中で、星谷さんが仰っている「克己心」は、まさに”目に見えない成長“を掴むことができるか否かを大きく左右する重要な人としての力であり、「正しい方向性の努力」を重ねることというのも、答えや自分に起きている変化に気付く機会が少ないこともあるからこそ、非常に大切であると私は考えています。

夏休み期間は、秋リーグに向けての土台を築く最後の時間です。公式戦も少ないため、強化できているのか、変化しているのか、と時に悩むこともあるかもしれません。ですが、この時期にコツコツと技術を培い、自身を高めていった者は必ず、秋リーグ、入替戦、全カレと未来の活躍に繋げることができると思っていますし、それを部員一人ひとりが体現していけば“組織”としての強さが発揮できると信じています。

全員で本気でバレーボールに打ち込み、アツく・楽しく・強くなれる夏にしていきましょう。

乱文失礼いたしました。

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