男子

脱!オシャレバレーボーラー

法学部法律学科4年  一木 脩平

日頃よりお世話になっております法学部法律学科4年、アナリストの一木脩平と申します。夏本番を迎え、蝉の声が響く季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
最近の私と致しますと、シーズンの前半戦を終えやっと一息ついたという事で、私生活ではドラマをイッキ見しております。先週は「半沢直樹」を観て社会に出たら私も倍返ししてやるぞと胸を躍らせていました。今週は「下町ロケット」を見ながらロケットの開発意欲に駆られております。

さて今回は、アナリストとして日々チームと向き合う中で私が感じた、慶應義塾体育会バレーボール部のある特徴についてお話させていただきます。

私が感じた弊部の特徴は「スマートでオシャレ」な集団であるという事です。
もちろんのこと、決して部員の容姿についてではありません。これは考え方やプレースタイルが「スマートでオシャレ」という意味です。「賢い部員が多い」とも言い換えられるでしょう。学生主体を掲げる我々は、日々の練習メニューの立案から試合の戦術まで、部員自らが考える文化を築いています。そのため、限られた練習時間の中でチームや個々に足りないスキルをどう補っていくかを各々が考え、効率良く練習する習慣が染み付いていると感じました。
また、試合においても「オシャレさ」は随所に表れます。プレッシャーのかかる場面でも表情を変えず、淡々と自分の役割を全うする姿や、相手の意図を見抜いてスマートに対応する判断力など、見ていてオシャレだと感じさせる場面が数多くあります。
このように、他大学と比較しても、勝利や個々のスキルアップのために効率よく最適な手段を選択し、飄々とプレーすることが出来る慶應バレー部はオシャレバレーボーラー集団なのです。

一方で、オシャレバレーボーラーには大きな落とし穴があるとも感じています。それは「泥臭さの欠如」です。もちろん練習時間は限られているため効率良く練習する事は合理的ですし、スキルアップに向けて意味のない練習をする必要もありません。しかし、一見無駄に思える単純反復の中に身につく基礎力、ただ苦しいだけに見える走り込みの中で鍛えられる精神力など、こうした「泥臭さ」が、数字や理屈では測れない、けれど確かに勝敗を分ける力となる場面が、バレーボールには存在します。
また、私はこの「スマートでオシャレ」と「泥臭さ」の両側面こそが大学バレーの醍醐味の一つなのではないかと考えています。高校カテゴリーから更に洗練され、組織立った「スマートでオシャレ」なプレーと学生スポーツならではの「泥臭さ」という両方の要素を併せ持ってこそ、大学バレーの本質的な面白さが生まれるのではないでしょうか。私たちはこの夏、オシャレバレーボーラーの殻を破る必要があるのです。

最後になりますが、残り数週間でテスト期間が明け、本格的な夏休みに突入します。秋季リーグで皆様に成長した姿を見せられるよう、オシャレ&泥臭さの二刀流を掲げ、厳しい夏のトレーニングに励んでまいります。

乱文失礼いたしました。

コメントはこちらから

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このページをシェアする

当サイトは、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。
推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。
セキュリティを向上させるため、またウェブサイトを快適に閲覧するため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。
このままご覧いただく方は、「閉じる」ボタンをクリックしてください。

閉じる