梅雨の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。法学部政治学科4年の矢野菜奈です。
雨の日が多くなりましたが、今日は朝から眩しい太陽光が降り注ぎ、張り切って真昼にランニングをしたら死にそうになりました。今の時期はマスクも欠かせないので、限度を見極めて追い込まなければ、と反省致しました。
前回の執筆時は3月。まだコロナ禍自粛前でした。あれから3ヶ月。未曾有のウイルス流行によって、本当に目まぐるしく環境が変わりました。就活という大イベントが重なったこともあり、人生で一番激動の3ヶ月だったと思います。
初めはコロナでバレーボールができない、部員や友人、遠くにいる家族にも会えない状況が受け入れられず、目標にしていた大会も無くなって本当に滅入っていました。
ただ、今が「非常事態である」ということを認識し始めてから、徐々に思考を転換して今やれることを考えるようになりました。後輩のブログ記事にも度々心打たれ、自分も滅入ってないで頑張らないとと背中を押されました。
友成(商4)も述べていたように、今回はコロナによって気づかされたことを綴りたいと思います。
一つは、自分の生活がいかに余裕がなかったか、ということ。
自粛期間に入り、母から「なんだか表情が豊かになったね。心も穏やかになったし」と言われました。
その発言に対して、私ってそんなに日頃気を張っていたのかな?と驚きましたが、確かにそれまでの私は物理的にも精神的にも詰め込みまくって、心労がたたっていたような気がします。もはや体質なのかな、と諦めていたあらゆる慢性的な体調不良も、ストレス軽減によってか見事に改善されて健やかになりました。
また、本を読んだり、テレビを見る時間の余裕もなかったため、いかに自分が社会に目を向けれていないかも痛感しました。
何事も、やはり心身が健やかじゃなければ、いい活動はできないなと思い知らされたいい契機だったと思います。
もう一つ気づいたのは、父の偉大さでした。
在宅勤務をするようになってから、実家で初めて社会人としての父の姿を目の当たりにしました。
彼にとっては当たり前のようでしたが、朝7時から夜8時までPCに向かう父を見て、私たちのために何十年間もこうやって一生懸命働いてくれてたんだ、とものすごく偉大に思いました。きっと、在宅勤務が始動しなかったら一生気づけなかったかもしれないと思います。
緊急事態宣言も解除され、復興の兆しも見えつつありますが、感染者もまだまだ多く正直先行きはまだ見えない状況です。
しかし、活動が再開して3ヶ月ぶりに部員と対面し、バレーボールをした時にはきっとこの上ない喜びを体感すると思います。
コロナのせいで最後の年なのにバレーが満足できなかった、
ではなく
大好きな仲間と、バレーボールができることがいかに幸せなのか、いかに素晴らしい環境なのか
を噛み締めたいと思います。
特に、家族のようにずっと一緒にいた友成に、早く会いたいな、と思うばかりです!
先日、部を代表して新記念館の館内視察に赴きました。急記念館の面影もありつつ、とても綺麗で光り輝くコートを見て「早くここでバレーがしたい!」と心躍りました。活動再開が本当に楽しみです。
長文になりましたが、これからのチーム2020をどうぞ宜しくお願い致します。
矢野菜奈