女子 #日記

憧憬

文学部1年  田中奏絵

紫陽花も鮮やかに色づき始め、もうすぐ梅雨入りを迎える時期となりましたが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

文学部 1年の田中奏絵です。

本日、日吉記念館にて第89回早慶バレーボール定期戦が開催されました。

早慶戦開催に際しまして、温かいご支援を賜りました OBOG の皆様、また本日お越しいただいた皆様、そして早慶戦に携わってくださったすべての方々に、深く感謝申し上げます。

私自身にとりまして、本日は初めての早慶戦の参加となりました。

想像を遥かに超える多くの観客の皆様で埋め尽くされた記念館の熱気、そして、先輩方が全力でボールを繋ぎ続ける姿に終始圧倒された 1日でした。

 2週間後には、東日本インカレが控えております。 3部昇格をはじめとするこの勢いを途切れさせることなく、チーム全員で戦ってまいりますので、今後とも変わらぬご声援のほど、よろしくお願いいたします。

さて、今回は私の 4年間のバレーボール生活における目標と決意について述べさせていただきます。

私は、部員紹介にて「視野の広いプレイヤーになる」という目標を掲げております。これは、バレーボールを始めた中学生の時から常に私の中にある指針でした。

私は「視野の広さ」には、2つの解釈があると考えております。1つ目は、文字通りコート上での視野の広さ。2つ目は、物事を多面的に捉え、状況を客観的に判断し、柔軟に対応する力であると感じております。

中学時代は主将として、チーム全体を俯瞰し、足りない部分を見極めて、それを日々の練習に反映するよう努めてきました。

高校では、周囲に上手で器用な選手が多くいる中で、自分にしかできないプレーを模索した結果、相手コートの隙間を見つけ出し、コースを意識した打ち分けができるよう努力を重ねてきました。

現在も変わらずこの目標を掲げているのは、「視野の広さ」がプレー面においても、人間性においても、全ての土台となる力だと確信しているからです。

バレーボールは仲間がいなければ成立しません。そして、 良い関係性を保ち続けるためには、 思いやりと感謝が欠かせません。 相手を思いやるためには、 周囲を観察し、求められていることを瞬時に理解して行動に移すことができる力が必要です。 また、試合中においても、相手の動きを観察し、それを踏まえた戦術を選択できる判断力が求められます。

このような力を磨くためにも、「視野の広さ」は欠かせないものであると考えています。 4年間を通してこの力を育み、視野の広いプレイヤーとしてチームに少しでも貢献できるよう、日々努めてまいります。

加えて、4年間バレーボールに向き合う上での私の決意を述べさせていただきます。

私は入部したその日に、 この 4 年間で目指す理想の姿を心に決めました。

しかし、その姿はあまりにも現在の自分自身の実力とは大変かけ離れており、実際 4 年間で追いつくことができるかどうかも分かりません。また、私にはどこかで自分自身の限界を少しだけ決めつけてしまう癖もあります。

それでも、入部以来、ずっと憧れ続けている姿です。3年後、そうなっていたいと思う理想の姿です。

あるドラマの一節に、『夢は持った瞬間に半分叶ってるんだと思う。だって夢のこと考えてる時間って幸せでしょ。それが原動力になってあと半分頑張れる。』というセリフがあります。

このセリフのように、この夢を原動力として、理想に一歩でも近づけるよう、「今できること」を一つ一つ着実に積み上げていきます。「無理そうだ」と思ったときにも、自分の可能性を決めつけず、あと一歩踏み出し、少しでも高く飛び、次の人にボールを確実に繋げるよう意識します。また、理想の姿から直に学び続け、いつか必ず同じコートに立てるよう、そして3年後、必ずこの理想のプレイヤーのようになれるよう全力で挑み続けてまいります。

最後になりますが、湿度と気温が高い日が続いておりますので、どうぞお体ご自愛ください。

長文、乱文失礼いたしました。

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