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ひとつになる

商学部3年  鍬塚 凛

日頃よりお世話になっております。
商学部3年、アナリストの鍬塚凛と申します。

春とは名ばかりで乱高下する気温のせいでしょうか、体調を崩す部員も多く見られます。私自身も例に漏れず、先日まで咳が止まりませんでした。皆様も何卒ご自愛ください。

さて、ゴールデンウィークも明け、先日よりリーグ後半戦が始まりました。我々も「この日大戦、梨学戦(山梨学院大学戦)が天王山である」と十分認識し練習に取り組んでいましたが、結果は及ばず。この日誌は日大戦の翌日に書いておりますが、未だ心は晴れません。

この2試合を通し、私はアナリストとしての無力さを痛感しました。通常、バレーボールにおいてデータが勝率に与える影響はせいぜい5-10%といいますが、アナリストの自分はその5-10%にどれほど関与できているか。
考えるほどに無力さで胸が詰まりました。

今回は自分と同じ、試合に出ていない部員の目線でお話しします。

塾バレー部は当然、勝利と関東一部復帰という目標のために行動しています。しかし、勝敗に直接関わることができるのはベンチに入り実際にプレーする14人、もっと言えばコートに入る7人のみです。
それ以外の部員は一度試合が始まれば見守ることしかできず、もどかしさを感じることもあるでしょう。

問題はこの気持ちとどう向き合うかです。
もしこのような状況が続き、自分の役割や貢献している実感を持つことができなければ、いつかはこの塾バレー部という組織にい続けることすら苦痛に感じてしまうかもしれません。

しかしながら、コートの外においても何の役割もなく、また務める能力もない部員は一人もいないはずです。

本気でバレーボールをし、周囲を鼓舞すること。
人の嫌がる雑務を少しでも多くこなすこと。
些細なことでもコミュニケーションを取り、誰かの不安を取り除くこと。
様々な場面において各々の責務を全うし、最後はコートに立つ選手を信じ抜くことこそが、直接勝敗に貢献できない選手や私のようなスタッフにとって、このような無力で苦しい時期を乗り越える方法ではないでしょうか。

今、間違いなくチーム山元は苦境に立たされています。落ち込む人、投げ出したくなる人、様々でしょう。
しかしこんな苦境こそ、チームの底力が試される場ではないでしょうか。
慶應バレーはそこまでヤワではありませんし、各々が責務を果たしてチーム一丸となれば、残りの3試合も全勝で終えられるはずです。

健介さん(久保田・商4)も先日活動日誌に書かれていたように、神様は乗り越えられる試練しか与えません。
必ずこの試練を乗り越え、再び一部の景色を見ましょう。

乱文失礼いたしました。

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