男子

なるべくしてなる

環境情報学部2年  緒方 哲平

平素よりお世話になっております。
環境情報学部2年の緒方哲平です。

春だと思えば初夏のような陽気が訪れ、かと思えば急な雨に見舞われる日もあり、天気予報が試される日々となってまいりました。
季節の変わり目ではございますが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

最近、「なるべくしてなる」という言葉を耳にすることが増え、自分の中にもその考え方が少しずつ浸透してきていると感じています。ここでの「なるべくしてなる」とは、行雲流水のように自然な流れに身を任せるという意味ではなく、むしろ因果応報に近い、「行動の結果は必ず返ってくる」という考え方です。
たとえば、テスト勉強をしなければ点数は取れないし、練習に真剣に取り組まなければ技術は向上しません。当たり前のようですが、実際にはその因果関係を意識できていないことも多いのではないでしょうか。

私自身がこの言葉を強く意識するようになったのは、「思考すること」を習慣にし始めたからです。以前の私は、どんなことも「なんとかなるだろう」と楽観的に考え、自然な流れに任せる傾向がありました。しかし、練習でオーバーハンドパスがなかなか上達しないことに直面し、「なぜできないのか」と自分の動きを分析してみたところ、ボールの落下地点への入りが遅い、親指が安定していない、体全体で支えていないといった初歩的なミスが原因であることがわかりました。

これまでも「なぜミスしたのだろう」と考えることはありましたが、論理的に掘り下げることができていなかったのです。原因を明確にせず、曖昧なままにしていた結果、改善されないまま時間だけが過ぎていった、まさに「なるべくしてなる」状態でした。
この考え方は、バレーボールに限らず、日常のさまざまな場面にも当てはまると思います。集合時間に毎回遅れる人や、ゴミを放置する人、暴言や粗相が絶えない人は、やがて周囲からの信頼を失います。一方で、時間を守る人、率先して環境を整える人、他人のために行動できる人は、自然と信頼を集めるようになります。

もちろん、すべての出来事が因果応報で説明できるとは思いません。人生には運やタイミングといった不確定な要素も大きく関わってきます。でも、少なくとも「やるべきことをやっていないのに、運が悪かった」と言い訳するようにはなりたくありません。

塾バレー部は、一部復帰を目標に掲げ、日々練習に励んでいます。一部に所属するチームは、実力と姿勢の両面でその地位にふさわしい存在です。私たちも、そうしたチームに並ぶためには、日々の練習はもちろん、学業や日常生活においても手を抜くことなく、常に感謝の気持ちを忘れずに取り組まなければなりません。私たちも「なるべくして一部に上がる」チームを目指して努力を重ねてまいります。
今後ともご指導ご鞭撻のほど何卒宜しくお願い致します。

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