男子

”ナイス!”のその先へ

文学部2年  渡邉 莉子

平素より大変お世話になっております。
文学部2年、渉外副務の渡邉莉子です。

風薫る5月、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私自身は、6月8日に日吉記念館にて開催される早慶戦まで、いよいよ1か月を切ろうとしていることに驚きを禁じ得ず、準備への焦燥感を日に日に強く感じております。

さて、春リーグも後半戦に突入し、塾バレー部は二部の強豪校との試合を控えております。昨秋リーグで敗れた相手や、昨年秋まで関東一部リーグに所属していたチームなど、手強い対戦相手が続きます。そのなかで、私自身が塾バレー部の勝利にどのように貢献できるか、自分なりに考えてみました。

私は渉外という役職に就いており、試合中は様々な仕事に追われているため、声を出しての応援だけに専念することはできません。基本的に、歩奈さん(河村・経4)と私で試合中の渉外の業務を分担しています。たとえば、先日の春リーグ第5・6週では、歩奈さんがInstagramでのライブ配信と一眼レフでの試合写真撮影を、私はX(旧Twitter)およびInstagramストーリーでの試合経過の速報、player!でのスコア実況、そして試合後に投稿するハイライト動画作成のための動画撮影を担当しました。もちろん、試合前後にも多くの業務がありますが、ここでは割愛いたします。

このように、試合中は常に作業に追われ、つい機械的にルーティーン化した動きをしてしまうことも少なくありません。誰かが点を取った際に「〇〇、ナイス!」等の声を出しても、それだけが勝つために最大限チームに貢献できることなのかと悩むこともありました。しかし最近、そんな現状を見つめ直すきっかけを得ることができました。

そのひとつは、3月に行われたSprout Camp(大学バレー新人強化合宿)の運営を通じて仲良くなった関東一部リーグに所属する大学のマネージャーが投稿していた、春リーグ戦のセット終了後の報告ストーリーでした。慶應バレー部と同様に、セットのハイライト映像にスコアやセットカウントを載せたものでしたが、そのなかにマネージャーの歓声が入っており、それを見た私は大きな元気をもらうとともに、新たな着想も得ることができました。

そもそも試合経過の投稿やインスタライブの配信は、単なる記録やアカウントへのリーチ数を増やすためのものではなく、現地に来られない方々に塾バレー部を応援していただくためのものです。であるならば、現地の熱気を少しでも届けられれば、私が元気をもらえたように、視聴者やファンの皆さまにとっても、そしてチームにとっても、プラスになるのではないかと考えました。

そこで、インスタライブ中には遠慮せず声を出すことに加え、新たに「配信中に届いた応援コメントを選手に伝える」という試みを思いつきました。実際、4月13日の立教大学戦では多くの応援コメントをいただきましたが、アナリスト席の近くでの配信だったため声に出せず、深い悔いが残りました。その反省を活かし、翌週の配信時には、コメントを選手に届けてほしいと応援席の同期に事前にお願いし、配信内でも応援コメント募集を呼びかけてみました。

また、X(旧Twitter)で嬉しい反応をいただいたツイートも、私の新たなモチベーションとなりました。4月20日の立正大学戦の日は、私と、同期の美里(田渕・政2)と、当日ピンチサーバーとして出場した健介さん(久保田・商3)の誕生日でした。その日のライブ配信で、健介さんがサービスエースを決めた際、「本日、#15 久保田の誕生日です!」と投稿したところ、その内容を面白いとツイートしてくださったファンの方がいたのです。当日は応援席やベンチで健介さんの誕生日を祝う雰囲気があり、その熱気を伝えたくて投稿したものでしたが、ファンの方が見ていてくれたことが嬉しく、やりがいを感じました。(何気ないツイートだったと思いますが、とても勇気づけられました!ありがとうございました!)これまでも、「#13 松田(悠冬・商1)のサービスエースです!」といったコメントの投稿をしてきましたが、他業務の支障にならない範囲で、もう少し工夫を重ね、コメント欄を充実させていきたいと思っております。

私は普段から他大学のマネージャーとの繋がりを大切にしています。視野が広がるだけでなく、新たな成長の機会が得られるからです。今回の経験を通じて、そうした繋がりをきっかけに、自分の頭で物事を考え、実行に移せたことは、1年前の私に比べて確実に成長できたと実感することができました。本当に些細なことかと思いますが、私にとってはそのプロセスすべてが、自信に繋がりました。春リーグ後半戦も、前向きな気持ちで臨めそうです。また、2人の新しい後輩マネージャーが加入してくれたことで、今後、試合中の一人あたりの業務負担が軽減される見込みです。その分、新たな取り組みにも挑戦できるので、「勝利に貢献する応援の形」を改めて見つめ直し、より効果的なサポートや発信の在り方を模索していきたいと考えていきたいです。

今週末には、山梨学院大学戦、日本大学戦が控えております。一部復帰を目指し、部員一丸となって戦い抜いてまいりますので、本塾へのご声援、またインスタライブでの温かい応援コメントを何卒よろしくお願いいたします。

乱文失礼いたしました。

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