日頃よりお世話になっております法学部法律学科4年、アナリストの一木脩平と申します。暦の上では夏となり、夏の兆しがみえる頃となりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、春季リーグもあっという間に前半戦が終了し、後半戦へと差し掛かってまいりました。現在の戦績としては5勝1敗。「関東一部復帰」を掲げる塾バレー部にとっては決して満足のいく結果ではありません。私自身、開幕前に描いていた理想には及ばず、悔しさと焦燥感を抱える日々でもあります。しかし、同時に、我々の「現実」を如実に映し出すものでもあります。
「5勝1敗 リーグ5位」
これが今の塾バレー部の現在地なのです。試合内容を振り返ると、勝利した試合の多くも接戦であり、逆転勝ちやセットを取られた試合も少なくありませんでした。これは決して油断や慢心があったわけではなく、現時点における私たちの力を最大限発揮した結果です。一見すると後ろ向きな印象を与えるかもしれませんが、ここで重要なのは「現在地を正確に受け止めること」であると私は考えています。
自分たちを過大評価することなく、かといって必要以上に悲観するのでもなく、冷静に現状を分析し、そのうえで一人ひとりが「次に何をすべきか」と向き合っていくこと。そして目の前の一戦一戦を乗り越えた先に関東一部復帰が待っているのではないでしょうか。
現在地を受け止めた上で、春季リーグ後半戦に向けて、私が大切にしたいことをニ点述べさせていただきます。
一点目は「最後の1点まで諦めないこと」です。
言葉にすれば当たり前のようにも聞こえますが、だからこそ、あえてここで強調したいと思います。というのも、現在の関東二部リーグは、どの大学にも入替戦進出の可能性があるほど、実力が極めて拮抗しています。試合の勝敗は、セットの終盤、あるいはデュースに持ち込まれたわずかな1点の攻防で決まることが少なくありません。だからこそ、どんな展開でも「最後の1点」まで集中を切らさず、勝利を信じてプレーし続けることを肝に銘じる必要があるのです。
ニ点目は「挑戦者であること」です。
先日のリーグ戦において、今シーズンから関東二部に上がってきた山梨大学が格上相手に勝利を収める瞬間を目の当たりにしました。試合を通してみると、常に山梨大学がリードした展開といったわけではありませんでした。しかし、最後には山梨大学の選手たちの「相手に向かっていく挑戦者の姿勢」が相手を上回り、結果として勝利を呼び込んだ印象を強く受けました。この「挑戦者の姿勢」こそが、今後の塾バレー部の勝利に必要な要素であると考えています。残り5試合の対戦相手は全て実力では同等かそれ以上の大学です。だからこそ、守りに入るのではなく、常に挑戦者として相手に立ち向かっていく姿勢こそが重要になるのではないでしょうか。
春季リーグも残すところあと5試合。いずれも厳しい戦いが予想されますが、私たちは今の自分たちの「現在地」を正面から受け止め、チーム一丸となって目の前の一戦に全力で向かってまいります。
これからもご指導ご鞭撻のほど何卒宜しくお願い致します。
乱文失礼いたしました。