男子

体験的価値

経済学部3年  山口 快人

日頃よりお世話になっております。経済学部3年の山口快人と申します。春風が心地よく吹き抜ける季節となり、新年度の活気を感じる今日この頃ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

さて、今回は表題である「体験的価値」について自分なりに考えたことをここに書かせていただきます。

私は大学の授業の中で、近年の消費行動が「モノ」の消費から「コト」の消費へと移行していることを学びました。これは3月に開催されたSprout Campで早稲田大学の松井先生が仰っていたように、近年はブランド品を買うことよりも体験を買うことに重要視される時代になってきたことです。つまり、現代の人々は単なる商品やサービスを買うのではなく、そこから得られる体験や感動にお金を費やす時代に変化してきているということです。このような「体験的価値」は、バレーボール競技においても近年取り組んでいることではないのでしょうか。先程取り上げたSprout Campでは、単なる試合を観客の皆さんに見てもらうだけではなく、サインボールの投げ込みや各大学のグッズ販売、会場演出、試合後のハイタッチなど「体験的価値」を様々な形で提供していました。グッズ販売も現地でグッズを買うことで試合を超えた価値を生み出すことに繋がっており、「コト」の消費の一つにもなると思います。

特に「体験的価値」を最も提供できる場として私は早慶戦が挙げられると考えます。早慶戦にはバレーボールそのものが好きな方はもちろん、「早慶」の伝統、雰囲気を楽しみにしている方も多く来場します。応援団や観客が一体となった独特の空気、試合の緊張感、大学の誇りをかけた真剣勝負など、すべてが早慶戦にしかない貴重な「体験的価値」を形成していると思います。

そして、やはりその「体験的価値」の中心には試合そのものの力が影響するはずです。我々は、現在春季リーグの真っ只中にありますが、観客に「また観たい」「応援したい」と思ってもらえるかどうかは、選手一人一人がどれだけ本気でプレーしているかだと実感しております。今年の塾バレー部は、一人一人がPrideを持つことで応援されるチーム、自立したチームを目指すチーム像としています。そのためにも、日頃から如何に本気で取り組めるか、「体験的価値」の中心である試合そのものを如何に本気で挑み、盛り上げられるかが重要になってくると考えます。

春季リーグの残り9戦に1試合1試合本気で取り組みたいと思います。今後とも塾バレー部への暖かいご支援・ご声援の程、どうぞよろしくお願いいたします。

乱文、失礼致しました。

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