男子

守って破って、また守ってもいい。

文学部2年  玉島 弘之

日頃よりお世話になっております。
文学部1年の玉島弘之と申します。

つい最近までの寒さが嘘のように、暖かく過ごしやすい日々が続いていますが皆様いかがお過ごしでしょうか。私はと言いますと、ここ数日間で、塾バレー部にも新入生が練習に参加し始めており、まさに球春の訪れを感じております。

早速ですが今回は私の練習の中で得た気づきを「守破離」という考え方にのっとり、ここに記させていただきます。しばしお付き合いいただけると幸いです。

守破離とはもともと日本の武道などの修行の過程を示したものになります。決まった型を守り通し、それを忠実に遂行する段階を「守」、型を基本に自分なりの要素を加えていく段階を「破」、型や教えにとどまらない自由なオリジナルを生み出す段階を「離」とした3つの成長のステップを表しています。

私はこれらを塾バレー部に当てはめてみると、練習をして目指す完成形が離であり、それを実現するために加える日々の意識が破、練習の本質、プレーのセオリーを抑えることが守に当たると考えております。自主性を重んじ、日々ペアでの課題共有やフィードバックを重ねている塾バレー部にとって破の段階は言うまでもなく重要といえるでしょう。私が最近気づいたのは、守の段階の重要性です。これに気付いたのは、最近自分のプレーが上手くいかなくなった時に、参考にしていた選手の動画やメモをしていたノートをみて振り返り、次の日からその時期に意識していた要素だけを再度練習で実行する(結果や達成率といった数値を気にせず)という事をしたことがきっかけでした。そうすることでプレーは徐々に良くなり、また下がりがちであったモチベーションを再度高めることができました。私は、プレーが上手くいかなくなると周りが見えなくなり力んでしまうことがあります。この守に立ち返ることは意識することを限定し、脱力することができるので、私にとって効果的でもありました。守を踏まえて、破を超え、離を達成する。その過程の中で、時々守に立ち返る。一見回り道の様に見えても、それが低迷期を脱却する一番の近道なのかもしれません。

春リーグ開幕まで約2週間となりました。新入生の加入により、新たな塾バレー部のスタイルを確立し、シーズンを通して当たり前を超えて最速一部復帰を実現できるよう、残りの練習を全力で取り組んでまいります。引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

それでは失礼いたします。

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