男子

成長の最短ルート

法学部政治学科1年  今田 匠海

日頃よりお世話になっております。法学部政治学科1年の今田匠海です。
寒暖差の激しい日々が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。春休みも残りわずかとなり、まもなく2年次の大学生活が始まることに、時の流れの速さを実感しております。同時に、新たな出会いや経験への期待も膨らむ今日この頃です。

今回の活動日誌では、塾バレー部における練習前後の課題共有およびフィードバックの時間から得た学びについて述べたいと思います。
塾バレー部では、練習前に個々の課題を設定し共有する時間、練習後にその課題の達成度や要因を振り返る時間を設けています。私は平山先輩(商学部3年生)とペアを組む機会が多く、その過程で得た学びは非常に大きなものでした。
平山先輩は、自身のプレーを細かく分析し、具体的な目標を設定することに長けています。例えば、「レシーブのポジショニングを1歩前に意識する」といったシンプルかつ実践しやすい目標を立てることで、明確な方向性を持った練習を実現していました。加えて、最終的な目標に向けた長期的なステップを明確にし、着実に成長するための計画性も兼ね備えていました。
練習後のフィードバックにおいても、課題の達成度を客観的に分析し、成功要因や改善点を的確に言語化していました。私はこれまで、自身のプレーを言語化することが苦手であり、結果に焦点を当てたフィードバックに終始しがちでした。しかし、平山先輩の姿勢を見て、プレーを言葉で整理し蓄積していくことの重要性を再認識しました。私も拙いながらも言語化を意識することで、自身のプレーが改善され、再現性が向上していると感じています。
さらに、言語化した要素に優先順位をつけることで、調子が優れない日でも最低限意識すべきポイントを明確にし、パフォーマンスの安定性を高めることが可能であると考えました。特に、試合や練習においては、その日のコンディションによってパフォーマンスの波が生じることがありますが、あらかじめ優先すべきポイントを明確にすることで、調子が良い日と悪い日のプレーの差を最小限に抑えることができます。例えば、レシーブ時の基本姿勢や初動の意識など、最低限守るべきポイントを明確にしておくことで、コンディションが万全でない日でも一定のレベルのプレーを維持することができます。また、この習慣を継続することで、自分のプレースタイルをより深く理解し、安定したパフォーマンスを発揮する力が養われるとも考えています。
大学入学当初の私は、大きな目標を掲げ、ひたすら努力を積み重ねることで成長しようとしていました。しかし、平山先輩をはじめとする先輩方との対話を通じて、成長には明確な課題設定と振り返り、言語化を伴う修正のプロセスが不可欠であり、これこそが最短ルートであると認識するに至りました。
この考え方は、バレーボールに限らず、学業や日常生活にも応用できるものです。例えば、試験勉強においても、単に問題を解くのではなく、自身の理解不足を言語化し、具体的な対策を講じることで、より効果的な学習が可能となります。また、日々の生活においても、漠然と努力するのではなく、明確な目標を設定し、達成までのプロセスを意識することで、より充実した時間を過ごせるのではないかと考えています。
今後も、プレーの言語化を意識しながら、成長を積み重ねていこうと思います。そして、バレーボールの技術向上のみならず、この学びを他の分野にも応用し、自身のさらなる成長につなげていきたいと思います。

春リーグ開催まで1ヶ月を切りましたが、チーム山元はこれから大きく飛躍できるチームであると確信しております。この3週間の追い込み期間、そしてリーグ期間を通して、一人ひとりがさらなる成長を遂げ、チームとしての完成度を高められるよう精進してまいります。個々の課題に真摯に向き合い、仲間とともに努力を重ね、最高の結果を残せるよう全力を尽くしていきます。引き続き、ご指導ご声援のほど、よろしくお願いいたします。

乱文失礼いたしました。

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