男子

それでもなお

商学部2年  鍬塚 凛

日頃よりお世話になっております。アナリストを務めております、商学部2年の鍬塚凛と申します。

いよいよ3月に入り、リーグ戦がそう遠くない未来のものとなりました。近頃は私も汗をかく機会が増え、球春の訪れを感じております。皆様はいかがお過ごしでしょうか。

現在、我々は春季リーグに向けた鍛錬期を過ごしております。2月以降は講義もないため、シーズン中と比べ時間に余裕がある日々を過ごすことができています。
その余裕からか、この頃私はこの塾バレー部という組織であったりバレーボールそのものについて、部活動内外で考えを深める時間が自然と多くなりました。

過去の先輩方も活動日誌でよく触れる内容ではありますが、今日は私も
「なぜ、体育会バレーボール部にい続けるのか?」
という問いについて考え、お話ししようと思います。

まず前提として、人生の選択はトレードオフです。
常にコミットを求められる塾バレー部にい続けることは、他の様々な機会を手放すことと同義です。

この部活にさえ入っていなければ、留学をして語学を身につけ、自身の視野を広げることができたかもしれません。
はたまたサークルとバイトを掛け持ちし、気が済むまで遊び、働き、新しい刺激を追い求めることができたかもしれません。
おそらく、これほど自分の不出来に向き合わされ自信を失うこともなかったでしょう。

毎日一つの球を追い続けるために(そんな選手を支えるために)、私達は4年間無数の機会をかなぐり捨てているのです。

それでもなお、この部活にい続ける理由はなんでしょうか?

即座に明言できる人は勿論素晴らしいのですが、一方でこれだ!という理由を思い浮かべることが難しい人もいるかもしれません。
ただ、事実私達はこの部活に在籍し続けているのですから、自身が気づいているいないに関わらず、必ず理由は存在するはずです。

反対する方もいらっしゃるかもしれませんが、私はその理由が「ただただバレーボールが好きだから」「周りの人に恩返しがしたいから」のように、決して純粋で高潔なものである必要はないと考えます。
承認欲求やプライドのためでもいいし、打算的な考えで入部したとしても「一部復帰を目指す高いモチベーション」と「体育会バレーボール部の一員としてのプライド」を持ち合わせてさえいれば問題はないはずです。

理由の清濁は問わず、自分なりの正直かつ明確な答えを持つことこそが、辛い時や辞めたくなる時にも、ハードワークし続けるための強い助けとなるはずです。

完全にお気持ち表明となってしまったこの活動日誌ですが、誰かが少しでもこの問いについて考えるきっかけとなり、出した答えが苦しい時にモチベーションの源となれば幸いです。

それぞれ異なる背景、モチベーションを持つ部員達ですが、「一部復帰」という目標は間違いなく共通しています。
昨季の悔しさを乗り越え、今季こそ必ず関東一部の舞台に舞い戻るため、チーム山元はあと1か月最善の準備をしてまいります。
お時間のある方はぜひ春季リーグ会場までお越しください。今後とも熱い応援のほど、よろしくお願いいたします。

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