日頃より大変お世話になっております。商学部2年の松山鼓太郎です。春の訪れに向け寒波が続いており、学ラン1枚では凌げない季節に差し掛かっておりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、本日は最近の練習を通じて気づいた「過程の重要性」についてお話しさせていただきます。これまでの2年間、私は結果にこだわるあまり、物事の過程に目を向けることを怠っておりました。「終わりよければ全てよし」といった考え方で、結果のみを追い求めていたのです。しかし、最近の練習において、過程に焦点を当てる重要性を実感するようになりました。それまでは、プレーにおいて同じようなミスを繰り返し、その原因や再発防止策を深く考えることなく、ただ結果に固執していた自分に気づかされました。
新しい挑戦には必ず不快感が伴います。私はこれまで、その不快感から逃げることが多かったのですが、その結果として、似たような間違いを繰り返す悪循環に陥っていました。しかし、過程に目を向けて、不快感と真摯に向き合い、その中で成長することが、自己改善において最も重要であると気づきました。そこで、私は成長を実現するための三つのステップを自分に課すことにしました。第一に、何が原因でミスが起きたのかを徹底的に分析する。第二に、そのミスが引き起こした影響を考え、再発防止に向けた意識を高める。そして最後に、次に同じミスを繰り返さないためにどのような具体的な対策に取り組むべきかを明確にすることです。
また、成長に関する考え方をさらに深めるために、私が慶應義塾体育会バレーボール部での2年間を通じて導き出した「成長の方程式」についてもお話しさせて頂きます。私なりに考える成長のためには、「正しい努力×効率性」が欠かせないという結論に至りました。例えば筋力トレーニングを例にとると、フォームを無視して自分にとって楽な方法で取り組んでも意味がありません。正しいフォームでトレーニングを行い、その意義を理解し、各動作に注力することが、筋力を最大限に高める近道です。効率性の観点では、トレーニング頻度も重要です。毎日同じ部位を鍛え続けても筋肉は成長しません。筋繊維を傷つけ、適切な休養を与えることで筋肉量を増加させることができます。このように、正しい努力と効率性を掛け合わせることで、最短での成長が実現できると考えています。過程と成長の話が少し混じってしまいましたが、要は、私はこの3段階のステップを踏まえた上で、成長の方程式を適用することが自分の能力を最大限に引き出すための鍵だと確信しています。正しいプロセスを踏めば、結果も自ずとついてきます。一部復帰という重圧もありますが、目の前の1戦1戦を大切にし、過程に注力した1年間にして参ります。
春季リーグまで残り約1ヶ月半となり、チーム山元の初陣に向けて、部員一同最善の準備を尽くして参ります。これからもご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
乱文失礼いたしました。